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2014/06/30

[Tips] 各国特許の公報種別一覧表、5枚を比較。見やすいのはどれ?


Modern Languages at Finger Lakes Community College - Costa Rica 2013 | Flickr - CC

海外特許を調べていると、
ちょっと記憶にない公報種別に出会うことってありますよね。

公報種別というのは

「公開特許公報」とか「国際公開公報」とか、文字通り公報の種類、です。

たとえばこれ。

これはドイツの公報で、
番号の末尾に「T5」ってついてます。

ドイツのT5、となれば、ドイツ語読めなくても
「PCT出願の翻訳(2004 年~)」 とわかる仕組みになってます。


この「T5」というコード、正式名称は
WIPO標準ST.16(特許文献の識別のための標準コード) って言います。


コード表見なくても、公報種別を大まかに把握するには

A系統 : 公開系が多い。正確には「その国で最初に発行される公報シリーズ」。
B系統 : 登録系が多い。「その国で2番目に発行される公報シリーズ」。

って感じで覚えていれば、何とかなるケースも多いですよ~


例)欧州(EP)だと、A系統でよく見かけるのは

A1 : サーチレポート付公開特許
A2 : サーチレポートなしの公開特許
A3 : サーチレポートのみ公開

どれも「公開特許」のシリーズになります。


・・・でも、たまには欧州でも「A9」 とか出てきて、
「え?A9、何だっけ?」 となる。 (ちなみにA9は「公開特許明細書の訂正」なりよ)

ドイツのT5も 「AでもBでもないじゃん!」って思いますよね?


そういう時に、公報種別一覧表を見るんですけども・・・
公報種別の一覧表は、ネット上でいくつか公開されてます。



[特許 種別コード] とか [公報種別 一覧] 、[WIPO ST16] など
適当に検索すると、色々ヒットするはず。


でも、ちゃんと見やすいのに到達できてますか?

以前、私もそうでしたが・・・
検索順位が上のほうから、適当に選ぶと、
運悪く微妙に探しにくい ・ 見づらい表にあたってしまい、
作業効率がイマイチになる事ってあるんですよねー。

今は「お気に入りの表」があるので、大丈夫なんですけどね!^^

「見やすい」の感覚は人それぞれ・・・と思うので、
記事の続きから、公報種別一覧表をいくつかご紹介してみます。





私が普段一番よく使う、「お気に入り」はこれ!

ATMS/iR.net海外公報サービス操作マニュアル (ファイル4頁目から。ジー・サーチ) 
https://www2.chizaibu.com/info/13_k_09familytokkyo.pdf



公報番号のフォーマットがない分、
種別コード&意味がスッキリと見やすく、とても気に入ってます!




他にも、いくつか挙げてみますね。

WIPO標準ST.16(特許文献の識別のための標準コード)と適用例 (INPIT)
http://www.inpit.go.jp/content/100029978.pdf



シンプルで見やすいのは良いけど、何というか「抜粋版」
載ってない国・種別も案外多いです。

正直、「INPITの表だから、これ見ればいいかな~」 とか思うと、
肝心なところが載ってなくて、若干裏切られる時もあるかも。



STNポケットガイド (ファイル49頁目から。 化学情報協会)
http://www.jaici.or.jp/stn/pat_pocket.pdf



情報量多いのはこれかな!
INPADOC/WPI/CA系 の比較が載ってるのは嬉しいですよね。



各国の特許番号フォーマット
https://www.patent.ne.jp/news/archives/number.html



ネット検索すると、比較的上位にヒットしちゃうんですけど(^^;
10年以上前のデータなので、
せっかくなら、もう少し新しいデータを見た方がいいかな?なんて。


そういう意味では、最新に限りなく近いデータはこれかも?
EPOのものです。


Concordance of Kind Codes (英語/EPO)
PDF版 / Excel版



英語ですし、「見やすさ」の点ではキビシイかもですけど、
DocDB / WIPO ST.16 が併記されていて、
なおかつデータが新しい、という安心感のあるデータです。



スッキリ見やすいと、情報量は少なめになり、
情報量が豊富だと、見やすさが犠牲に・・・なところは、あると思います。

お気に入り?の1枚、見つかりますように。




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