代表取締役・酒井美里ブログ
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2014/12/15
[Tips] 米国の提訴情報を調べる ~ 省力化への道(1)
自分メモです。
米国の特許訴訟情報は提訴段階からネットで検索可能です。
日本とは、ちょっと事情が違います。
まず、有料のサービスではありますが・・・
PACER(Public Access to Court Electronic Records)
https://www.pacer.gov/
というのがあります。
ドメインでもわかる通り、連邦政府の運営するサイトです。
本家本元、と言って良いと思います。
こちらで、進行中のものも含めて裁判の経過がわかります。
但し、利用は有料&事前登録制です。
※私・・・事前登録のところで挫折しました。(恥
次の項目からは、無料で・気楽に利用できるもの。
● 既に判決が出ているものを検索
これはたくさんあるようですね。
自分がお気楽に使っているのは
Google Scholar (英語版)
http://scholar.google.com/
日本版ではなく、英語版、というのがミソ。(かな?)
Case law を選択し、検索します。
でも・・・きっと、
「判決が出たものではなく、
今、誰が・どこで・誰を訴えているのかを知りたい。」
という方が多いかもですね?
● 提訴段階の情報を検索
こちらも、探すと色々あるようなのですが・・・
メジャーなのは
JUSTIA
http://dockets.justia.com/
ではないかな?と思います。
訴状は見れませんけれども (←訴状を閲覧したければ、PACERになります。。)
「いつ・誰が・どこで・誰を」までの情報で良ければ、
検索が可能です。
あっ、長くなってきたので、一旦折り畳みます。
※ 記事の続きにはJUSTIAで調べる初歩的なコツと、
※ もうひとつ、別のサイトの紹介を載せています。
Today's photo | And Justice for all... by Laurais Arts on 500px
JUSTIAは、日本でいえば民事訴訟法・刑法・商法・・・みたいな具合に
あらゆる裁判情報が収録されていますので、
例えば「最近の、特許に関連する提訴情報」なら、こんな風に。
Type を Intellectual Property の Patent に。
日付 は適当に、最近1ヶ月以内。
といった具合に設定すると、膨大な結果にはならず、
最近の提訴情報だけを調べられます。
Typeの選択肢から
「Intellectual Property」 全体を選ぶこともできます。
これですと、著作権と商標も同時検索されます。
そして、もうひとつ別のサイト。
Patexia RESEARCH > Lawsuits
https://www.patexia.com/ip-research/lawsuits
こちらの情報は、特許訴訟に特化されています。
当事者名やキーワード、
日付などで検索が可能です。
また、下記画像のように、最近の提訴情報一覧が表示されているのもポイント。
ウオッチングが目的でしたら、
JUSTIAで毎回検索するよりも、
Patexiaで、当事者名と日付だけを確認する方が、ずっと簡単ですよね。
※参考情報として・・・今日、2014/12/15時点では、
※JUSTIAとPatexiaの収録データは同等、と確認しました。
しかしです!
「毎回Patexiaに見に行くのだって、
忙しいときは忘れちゃうよね?」
と思った私。。。
(どれだけ忘れっぽいんでしょう。。)
ここで、あと一歩楽をする方法、思いつきました!
続きはこちら → 省力化への道(2)
※2016/05/30追記
最近は、提訴段階でより多くの情報が無料入手可能になってきています。
こちらの当ブログ記事も、あわせてご参照ください。
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2 件のコメント:
質問があります。
ここに書かれているサイトでは、ITC訴訟も含めて調べることができるのでしょうか?
会社の先輩から Thomson Inovationで調べる方法を教えられましたが、TIのデータベースはITC訴訟を含んでいません。
最近増えているITC訴訟を含めて調べたいので、よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
ITCの調査命令検索でも大丈夫でしょうか?
こちらから利用できます(^^)
http://pubapps2.usitc.gov/337external/
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