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2015/06/24

今年も寄り道ガイド~特許行政年次報告書2015年版




昨年に続き、今年も分けて頂きました。(感謝!)
特許庁からの、分厚くずっしり重みのある封筒。



特許行政年次報告書2015年版、
本編 と 統計・資料編の2冊組です。

昨年も同じ事書いたと思いますが・・・


同じ年次報告書でも、特許庁サイトのWeb版ですと、

「無効審判の利用件数は毎年この位。
それに対して、情報提供制度の利用はこれだけある。」

というような、目的のデータを確認する時に便利です。
あと、統計データのCSVデータがある、という良さもあります。


でも、逆にいうと「目的外のページは全然見ない。」って事になるんですよね。。



逆に冊子体(印刷版)では、
目的のページを探すにはちょっと手間がかかるわけですが、

全体的にめくった時、色々な発見があります。


電子辞書と紙の辞書、の関係に似てますよね。


・・・という事で、2014年版と同様、
パラパラパラ~っとめくって、
面白かった/興味を惹かれたページ
ランダムに「ふらふらの寄り道状態」で紹介してみます。
箇条書き状態ですが、お許しを!


本編は記事の続きからどうぞ。





●冒頭特集から (ivページ)

冒頭特集にですね、
どどーん! と 「オープン・クローズ戦略の概念図」が出てくるのです。

※画像はWeb版年次報告書、冒頭特集(PDF)からお借りしました。

ちなみに53ページでも、同じ図がもう1度出てきます。


オープン・クローズ戦略って、
とても話題になりましたし、流行っているのだと思いますが、
特許庁行政年次報告書の冒頭に出てくるとは!

自分には、書籍のイメージが強かったので、意外な印象を受けました。


●海外における、出願人国籍別特許出願件数(19ページ~)

タイ、ベトナム、マレーシア等の国って、
自国民(自国企業)による出願が最も多いわけではなく、
日本企業や、米国企業による出願が高い割合を占めているのですね。

概ね、日→米→自国、または 米→日→自国、といった順番です。

こういった数字を見ると、
海外特許庁に対する支援や研修生受け入れなど、
意義のある事なのだなぁ、と実感します。

このページでは、中国だけが飛び抜けて自国民による出願比率が高く、
正直に書きますと、何かこう・・・「極端」という印象も受けました。(^^;


●企業等における知財担当者の人数(43ページ)

2013年度の推計値で、38,256人なのだそうです。

やや増減ありますが、
5年分を通しで見ると、微減傾向、なのかしらん。
出願件数と比例する、と考えたら、妥当なのかな、と。


●つぶやきでふりかえる知財 2014 (172ページ)

知的財産に関する言葉が、ツイッターでつぶやかれた回数を解析したもの、です。
NTTデータが、データ抽出を行なったとあります。

最も大きなつぶやきの山は、8月26日
何が起こったかは、書かないでおきます。(うふふ)

答えはこちらのPDFファイルの、一番最後のページにあります。
気になる方は、覗いてみてくださいね。


●情報システムの拡充に向けた取り組み (235ページ)

ぱらぱら、ふらふらと眺める年次報告書ですが、
ここだけは!
仕事柄どうしても!
読んでしまいますよねぇ。。(あはは)

PDFファイルはこちら


よーーーーく読むと、J-PlatPatの今後が何となく見えてくるような気が?
したりしなかったりします♪(←どっちやの?)


具体的には、
236ページの下側の図とか、ですよね。

※図版は該当箇所のPDFファイルから引用しました。

特許庁全体として、システム構造の簡素化と、それを通じた庁外情報提供サービスの迅速化が図っていく意向、とのこと。
概念図の右下、紫色の「特実検索」はJ-PlatPatにも関連してくるはず・・・です。


J-PlatPatの原稿書き、終わったばかりなのにな~(笑
でも、システム刷新は楽しみです。



最後に「統計・資料編」から、ひとつだけ。

意匠登録件数上位20社(2014年)の登録件数推移PDF:202KB
商標登録件数上位20社(2014年)の登録件数推移PDF:202KB

↑2項目分が、1ページに収まっています。


このページは、数字の羅列の中にあって、
見た瞬間の違和感が凄かったです。

「瞬間」です。
0.1秒とか、そんな感じ。


こちらなんですが・・・何となく、伝わるでしょうか?


※表は該当のPDFファイルから引用いたしました。



うーん。。。感覚的なので、
このままだと、わかりにくいですよね?



このあたり(赤枠)なんですけども!





2014年の登録件数ランキング、なわけですが、
2010年あたりを見ると、数字のバラツキがすごいんですよね。

3位の三星電子、
10位のLGエレクトロニクス、
17位 マイクロソフトなどは、比較的件数が少なく、

2桁の数字が、3桁の数字に挟まれているという、この状態。
こういった箇所には、瞬間的に違和感を感じます。


最初の瞬間は
「揃ってなーい!」 という違和感に反応するんですけど (自分の場合)

それって何故? と考えてみると、

「5年前はとても件数が少なかったのが、
 年々、大幅に件数が増えたからこそ
 昨年は20位以内に入った。」

という事になります。



では、
近年、大幅に登録件数を増やしたのは?


意匠ですと

3位 三星電子、
10位 LGエレクトロニクス、
17位 マイクロソフト


商標のほうは

6位 日本たばこ
7位(同数) 明治
13位 三星電子

・・・などが挙げられます。


意匠というと、ユーザーインタフェースの影響などがあるのかな? などという事まで、ついつい考えちゃいます。。



ああっと 「寄り道ガイド」の割に、長くなってしまいました!

それではこれにて。


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2 件のコメント:

松岡 茂樹 さんのコメント...

有機化学、バイオ、製薬・・・ってやっぱりUS>EP>日本の分野ですね。うちらも頑張って出願しないといけませんね。

Smartworks さんのコメント...

> 有機化学、バイオ、製薬・・・ってやっぱりUS>EP>日本

ですね!

自分は初職が精密機器系なので、
昔の事がはっきりわからないのですが、
この傾向、以前からあまり変わっていないのでしょうか・・・?