代表取締役・酒井美里ブログ
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2014/05/20
寄り道ガイド~特許行政年次報告書2014年版
昨日のこと。
長野の仕事場のポストに、かなり厚手の郵便物が届いてました。
よいしょっ、と取り出してみれば、特許庁の封筒。
資料請求等をした覚えもなくて、
何だろう?と開封してみれば、
特許行政年次報告書2014、と、統計・資料編 でした。(感謝♪)
企業や事務所ですと、毎年届いているのかな?と想像するのですが、
弊社では、初めて印刷体の送付を頂戴しまして、
とってもテンション上がりました!
ありがとうございました!(…と、この場を利用して叫んでみます*^-^*)
毎年の特許行政年次報告書は、
講習資料の作成の時、折に触れて利用してきました。
たとえば、
「無効審判の利用件数は毎年この位。
それに対して、情報提供制度の利用はこれだけある。」
といった数字を引用する際は、
何はなくとも、まず年次報告書にあたる、という具合です。
ですので、利用回数は多かったわけですが、
この使い方ですと、どうしても
「必要な数字だけを、(PDFファイル内の)検索で探す」
という利用方法が中心になります。
今回、初めて印刷体を頂きまして、
パラパラ~ っとめくってみたところ、
特許行政年次報告書って、とても面白いのですねぇ!←今更・・・
記事の続きでは
「パラパラ見ていたら、面白かった/興味を惹かれたページ」
を、列挙してみたいと思います。
箇条書き状態の「酒井メモ」ですが、よろしければ!
主に「本編」(統計・資料編じゃない方) からです。
・ 特定分野における現状と課題
~2013年度特許出願技術動向調査の概要 (p79~)
Webサイトではこちらになりますが…まだ2013年度分の報告書は出ておりません。
で、特許行政年次報告書だと、Webサイトより早く「ダイジェスト版」が読めました。
・ コラム1 特許調査の質についてのユーザーアンケート
(P133、コラムは他にも何カ所かありました)
前述の通り、Web版だと「必要な数字を検索で探す」使い方だったので、
コラムが存在する事自体を、初めて知りました。
アンケート結果の他、企業の事例紹介など、色々なコラムが入っています。
・中国文献及び韓国文献の検索システム開発のロードマップ (予定)(p145)
図の出所はWeb版報告書から。
平成27年1月に、中韓文献の特許・実用日本語全文検索をシステムリリース予定、という箇所で目が釘付けに・・・! (図では右下の部分です)
・国際的な知的財産制度の動向 (p244~)
掲載されている国は、Web版の目次から引用します。
それぞれ「2013年度を中心とした、最近の動き」がまとまっており、
ざっとおさらいするのに最適!と思いました。
というか、私がおさらい中(^^; です。
各国の動向の後に、それぞれの国に関連したコラムもついてます。
たとえば韓国。
・コラム20 韓国企業の知財戦略 (p286)
以下、本文中からです。
韓国の人口って、4000万人程度でしたっけ。
市場のサイズに応じた権利形成、という事なのでしょうね。
データ検索で、目的の記述を探すだけでなく、
全体を、ある意味「無目的」に眺めると面白いんだ!と知り、ちょっと反省です。
今まで勿体なかったな~
それでは♪
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