酒井です。お疲れさまです。
最近のKIPRISニュース(韓国版)の見出しからひとつ。
http://kbbs.kipris.or.kr/kbbs/kr/notice.do?act=view&SEQ=1249
「ちょっと!全然わからないじゃないですかー!」
・・・って、そこはどうか心の目で。(うそ
ウソです。ごめんなさいっ!
見出しの右寄りに、アルファベットが見えませんか?
C P C
って。
そうなんです。
韓国では、ついに始まったんですよね。
CPCの付与。
で。KIPRISでも検索メニューにCPCが追加されました。
いつもながら、データベースの改良も素早いんですよね!
少し触ってみて、気付いた点などは記事の続きから。
英語版KIPRISに繋いでみますと、すでに、
CPCの検索欄が設置されています。
詳細表示もこんな具合で
CPC、違和感なく表示されてます。
ただ、さすがに
INIDコード※はまだ決まっていないみたいですね。
※INIDコード
公報の記載事項を示す( )内の数字です。
上記の画像ですと、(51)が国際分類で(71)が出願人、といった具合です。
そんな、韓国公報(特許・実用新案)のCPC分類。
・ どの程度付与されているのか?割合は?
・ どんな要領(?)で付与されているのか。遡及の程度など
など、データから推定してみます。
1)どの程度付与されているの?割合は?(2015年7月現在)
分類の成立過程にも内容にも共通性がみられる、
IPCとCPCで比較してみました。
・・・。
検索対象 | IPC (国際分類) | CPC (共通特許分類) | CPC付与率 |
A61? | 178,535 | 4,817 | 2.7% |
G02? | 110,503 | 5,694 | 5.1% |
予想通り、と言っていいのでしょうか?
今年、付与がスタートしたばかりですものね。
今後の伸び率などが、期待されるところです。
2)どんな要領で付与?遡及の程度は?(2015年7月現在)
じつはKIPRIS、遡及の程度は簡単に推測できるんです。
豆知識、Tipsと言うのでしょうか・・・
画面の左下側に、簡易統計がついているんですよね。
CPCで検索し、
公報発行年などで簡易統計をとると、
遡及具合が簡単に判明します。
CPC=A61で、「発行年」でデータを取った様子です。
かなり、2015年発行分に偏っており、
また、遡及分も概ね近年が多い印象です。
こちらは、CPC=G02の「発行年」分析
こちらも2015年が最大ですが、
2013~2014も、比較的多いですよね。
2箇所(2分類)だけを見ての印象ですが、
「今年」の公報に対する付与が多いものの、
分野によって、
今年に偏って付与されている例と、
ここ数年程度が並行して遡及付与されている例、両方があり、
何となく、
「最近の公報を中心に、という事は決まっているけれど、
他は、審査部門 OR 付与担当部門の裁量で決められるのかな?」
という印象を受けました。
※あくまでも「印象」です。ハズレだったら、笑って許してくださいませ(にっこり)
韓国特許庁は、何をするにもパワフルな印象があるので (←ジブン的には)
今後の進展、楽しみにしています。
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1 件のコメント:
>ただ、さすがに
>INIDコード※はまだ決まっていないみたいですね。
いえいえ、国内分類ですので52です。
USの公開や登録は52として掲載しています。
しかも、(52)USCとして、CPCとも記載しています。
ちなみに、EP公開だとCPCが記載されていません。
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