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こんにちは。サーチャーの酒井です。
少し前に、こんな風にお声を掛けて頂いた事がありました。
「特許調査って、システムの内容も変わるでしょ? "今の環境で、すぐ使える本"って、なかなかないんだよね。」
確かにそうなんですよね。
私も仕事柄、国内外の検索本を所有しているのですが、
たまに思い出して、ふる~い本を開いてみると
「うわっ!こんなインタフェースだった?」 って驚きますもの。(笑)
アメリカの古い本↓Netscapeが時代を感じます。
検索に慣れた方なら、
古い情報が参考になる場面もありますし、
少々古いスクリーンショットでも、勘?を動員して「今のシステムなら、たぶんこうだろう」と、類推で使えたりする事もありますが、
でもやっぱり、
特許検索の本って、より新しい方がストレスなく活用できるのではないでしょうか?
と、いうことで
発明推進協会から出た、新しい検索本をご紹介させてください。
―研究開発&特許出願活動に役立つ-特許情報調査と検索テクニック入門
野崎 篤志
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→Amazon
→発明推進協会
ランドンIPの野崎さんによる力作!です。
読ませて頂いた印象ですが、
企業の方、知財部の方に役に立つ、実践的な内容、と感じました。
ずうずうしくも、拙著と比較させて頂くと・・・
拙著は大学・研究機関などに所属されている
「特許に慣れていない」「商用DBは契約していない」「J-PlatPatも始めて」といった、
初心者の方々を念頭に置き、
数ページ読み切り、的な感じで作りました。
そのような背景から
システムは「J-PlatPatを中心に、国内無料サービス」にほぼ限定しております。
一方、今度の野崎さんの本。
目次画像で、ポイント紹介させて頂きますね。
↓海外の独自分類や、商用DBを含めたツール選択があり
↓国内外の特許情報調査と実務的なポイントもあり
↓技術内容×調査目的、の切り口で、
実務的な特許調査にも触れられています。
また、画像掲載は控えさせて頂きますが、
本文中の検索実例に頻繁に登場する
特許検索マトリックスは、
調査ポイントの整理にも、
また、検索式の組立にも有用かと思います。
私はこのあたり、ついつい説明を端折ってしまうのですが・・・(陳謝)
本書では丁寧に説明されており、
一見の価値あり!です。
社内研修で、調査を教える立場の方にも使える概念だと思います。
「酒井の本より、より実務的な内容が知りたい」方には、
野崎さんの本、おすすめです!
―研究開発&特許出願活動に役立つ-特許情報調査と検索テクニック入門
野崎 篤志
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→Amazon
→発明推進協会
Today's photo | sketch-book-coffee
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お待たせしました!|特許調査入門―改訂版
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Amazon
発明推進協会
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