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おはようございます。サーチャーの酒井です。
先週の発明推進協会さまの講習会。
すこし、時間に余裕がありましたので、簡単に。
J-PlatPatの、一番シンプル(?)な検索のひとつ
「出願人名から検索する」 を、
特実|意匠|商標 の3通り、みなさんに試して頂きました。
以前もブログに書いていたかも・・・?しれませんが、
商標の出願人検索が、ですね。
特実の検索に慣れた方には、
ええっ? という結果になり、プチ衝撃が走ります。(笑
受講者のみなさんからも、一瞬「どよめき」が上がりました。
・ 商標検索では、何が起こるのか?
・ どうして、そうなってしまうのか?
は、記事の続きからどうぞ。(微笑
ええと。
出願人名から、の検索でございます。
前職の出願人名を例にしてみました。(特実意匠、それなりの件数がありますのでね)
まずは、ご覧くださいませ。
◆特許・実用新案テキスト検索
おなじみ「テキスト検索」。
法人格などは省略しても、問題なくヒットします。
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次!
◆意匠公報テキスト検索
意匠でも、法人格などは省略して大丈夫です。
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そして、今回問題になります
◆商標出願・登録情報
特実意と同じ感覚で
法人格を省略すると、該当ゼロ件になってしまいます!
講習会では、意匠から「コピペ」で入力して頂いたりもしました。
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んもーー!
商標、ゼロ件のわけがありませんっ!(強調
※「カラリオ~♪」や
「スマートチャージ!」も、商標登録されておりますのに。
で、答え合わせです。
商標の検索だけは、
このように、検索語前後に「?」をつけておくとよいです。
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※正確には、法人格の部分を「?」で置き換えるのですが、
※前後に「?」をつける、と覚えたら、簡単で間違いもないかな、と。。
◆どうしてそうなったの?
ここは私も「聞きかじり」なので、
どうか雑談的に、ご覧くださいね。
この違い、専門的には
・ 常に&自動的に部分一致検索をしている → 特実意
・ 無指定の場合は完全一致検索 → 商標
・・・という、検索仕様の違いといえます。
「なんで、同じJ-PlatPat内なのに違うのよ~!」
「同じ”出願人”からの検索なんだから、同じ仕様にしておいて欲しい」
って思いますよね?
私も、そう思いました。
ちょっと聞いた話では、
「特実意」 と 「商標」、
それぞれ別個に設計/開発されているらしいのです。
といいますか、
大規模な検索システムですから、
確かに、そういう事もありそうですよね。。。
平成29年度を第Ⅰ期として、
システム最適化が図られているそうなので、
次の世代では、この手の違和感も解消されていくといいな、と願います。
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