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2016/02/02

[Tips] J-PlatPat、シンプルなのに「どよめき」が上がった検索機能の違い。



おはようございます。サーチャーの酒井です。

先週の発明推進協会さまの講習会。
すこし、時間に余裕がありましたので、簡単に。

J-PlatPatの、一番シンプル(?)な検索のひとつ

「出願人名から検索する」 を、
特実|意匠|商標 の3通り、みなさんに試して頂きました。


以前もブログに書いていたかも・・・?しれませんが、
商標の出願人検索が、ですね。


特実の検索に慣れた方には、
ええっ? という結果になり、プチ衝撃が走ります。(笑


受講者のみなさんからも、一瞬「どよめき」が上がりました。


・ 商標検索では、何が起こるのか?
・ どうして、そうなってしまうのか?


は、記事の続きからどうぞ。(微笑




ええと。

出願人名から、の検索でございます。
前職の出願人名を例にしてみました。(特実意匠、それなりの件数がありますのでね)


まずは、ご覧くださいませ。


◆特許・実用新案テキスト検索


おなじみ「テキスト検索」。
法人格などは省略しても、問題なくヒットします。




次!

◆意匠公報テキスト検索


意匠でも、法人格などは省略して大丈夫です。




そして、今回問題になります

◆商標出願・登録情報


特実意と同じ感覚で
法人格を省略すると、該当ゼロ件になってしまいます!

講習会では、意匠から「コピペ」で入力して頂いたりもしました。




んもーー!
商標、ゼロ件のわけがありませんっ!(強調

※「カラリオ~♪」や
 「スマートチャージ!」も、商標登録されておりますのに。






で、答え合わせです。

商標の検索だけは、
このように、検索語前後に「?」をつけておくとよいです。



※正確には、法人格の部分を「?」で置き換えるのですが、
※前後に「?」をつける、と覚えたら、簡単で間違いもないかな、と。。



◆どうしてそうなったの?


ここは私も「聞きかじり」なので、
どうか雑談的に、ご覧くださいね。


この違い、専門的には

・ 常に&自動的に部分一致検索をしている → 特実意
・ 無指定の場合は完全一致検索 → 商標

・・・という、検索仕様の違いといえます。


「なんで、同じJ-PlatPat内なのに違うのよ~!」
「同じ”出願人”からの検索なんだから、同じ仕様にしておいて欲しい」

って思いますよね?
私も、そう思いました。


ちょっと聞いた話では、

「特実意」 と 「商標」、
それぞれ別個に設計/開発されているらしいのです。


といいますか、
大規模な検索システムですから、
確かに、そういう事もありそうですよね。。。



平成29年度を第Ⅰ期として、
システム最適化が図られているそうなので、
次の世代では、この手の違和感も解消されていくといいな、と願います。




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