雑記です。検索ネタ希望の方は、バックオーライでお願いします。
先日、講習先でいただいた、
「世界一まずい飴」 フィンランドのサルミアッキ。
駐日フィンランド大使館のTwitterによると
Salmiakkiさるみあっきは、世界一まずい飴と称されるフィンランドのお菓子です。サルミアッキはフィンランド人にとって、日本人にとっての抹茶味のようにファンが多く、さまざまなお菓子や食べ物に使われるフレーバーです。
— 駐日フィンランド大使館さん (@FinEmbTokyo) 3月 6, 2012
抹茶味のようにファンが多い、だと・・・?
という予備知識のもと
試食させて頂きましたー。
記事の続きから、試食の感想など。
これですね!サルミアッキ。
炭のように真っ黒なグミです。
コーラグミみたいな「茶色」とは違う、漆黒かげん。
で、お味は・・・
美味しいとは思わないけど、
即座に吐き出したくなるほど、不味くもない程度?
塩化アンモニウムの、ほんのり塩味と、
リコリスの ほんのり薬草的風味。
ミントも うっすら加わってるみたいです。
甘みは、かなり控えめ。ほんのり甘い程度。
えっとですね・・・
不味いっていうよりも、
「どこに美味しさを見出したらいいのか、わからない」って感じ?
もう少し甘くて、もっとミントが効いていたりしたら
案外、爽やかさに紛れて食べられるかも?って気もしたんだけど、
実物は
甘さも、爽やかさも、リコリス風味も、
そして塩化アンモニウムまでも、
「すべてがほんのり中途半端な風味だなー」って思ったんですよ。
※ あくまでも個人の感想です。
ふと思い出したのが、この本。
毎月新聞 (中公文庫) 佐藤 雅彦 中央公論新社 2009-09 by G-Tools |
この中に 「もしかして、これをおいしいとする?」って話があるのです。
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佐藤雅彦一行6名は、映画のロケで訪れたハンガリーで、
古城のような豪華なレストランに案内されました。
が、そこで出て来たスープは、
一口でスプーンを置いてしまうほどまずいものでした。
しかしひとりの女性のスタッフが、
「もしかして、ここの人たちは、これをおいしいとする?」
といいながら恐る恐るスープをくちに運ぶと、
段々とおいしく感じられるようになってくる・・・
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このことを佐藤雅彦は、
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自分が理解できないということは、自分の中にその価値を認める体系が無いということである。
だから「このスープはおいしい」と仮に認め、改めてそのスープを飲むと逆にその価値観を含んでる“ある体系”の存在に気づくことがあるのだ。
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と分析する話、なのですけどね。
もしかして、サルミアッキ味をおいしい、と仮定したら
新しい価値観に気付けるかも!(←・・・どうだろう?)
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