おはようございます。サーチャーの酒井です。
2日連続、Q&Aでございます♪
今日のご質問。
そうそう!
気になりますよね。
「従来付与されていた分類は、どうなってしまったのか。。。」
「米国分類、あまり使わなくなってきたけど・・・それでいいの?」
実際、どうなんでしょうね。
折り畳みます!
例|US5916706
※ 以下は、「弊社の検索環境に入っているデータ」という前提になりますが、
※ 多くの方も、同じような状況と思われます。
※ 正確さを求める方は、同じ要領でご自身の検索環境を確認なさってみてください(^^)
「従来付与されていたIPC」は、公報発行時のデータ、
「最近付与されたIPC」は、更新データ
◆ 従来付与されていたIPC
公報記載のIPCはこちら。
IPCの数はひとつ。H01M2/18が付与されています。
◆ 「最近付与されたIPC」
・・・は、商用データベースから
「更新データ」「最新書誌」などの項目で確認します。
※ サービスによって、呼び方は異なります。
ご自身で確認されたい場合は、
「適当な公報」 と 「使用中DBの更新データ」を対比してみてくださいませ。
ワタシの検索環境では、このようなデータが入っていました。
最新書誌に収録されたIPCやCPC、
また、上記では省略していますUSCなども、
データベース検索の対象になります。
さて・・・
従来付与されていたIPC と
最近付与されたIPC との比較です。
最新書誌 を見ますと、
IPCの数は、公報発行時より、
明らかに増えていますよね。
このうち、
末尾にある H01M2/18 が、公報発行時のIPC
それ以外の H01M2/16 から H01M10/12 は、CPC情報に合せて付与されたIPC、と推定されます。
ご質問の
に対するお答えは、
という事になりそうです。
古いデータも残っているので、修正というよりは追記かな、と。
ちなみに…
上記のCPCの中に Y02E60/126 など、IPCでは見かけない記号がありますよね。
こちらは見た目のまま「Yセクション」と言いまして、CPC独自に設定されています。
CPC独自なので、IPCとの対応がなく、
「最新書誌のIPC」にも、Yセクション分は反映されておりません。
[参考]
現在、Yセクションでは
このような↓技術テーマが分類されています。
--------------------------------------
Y02 気候変動等に対応するための技術
Y04 他の技術分野に影響する情報通信技術
Y10 旧・米国分類の内容を引き継いだもの
--------------------------------------
それから
私も、使用頻度はしだいに下がってまいりました。旧・米国分類。
「もう、忘れてもいい頃?」みたいな。。(笑
でも、ゼロではないですよ~
いくつか 「旧・米国分類を持ち出す状況」がございます。
ひとつだけ、例を挙げるなら、
無効資料調査。
キーワードでも、
CPCでも、
出願人名でも、
発明者でも
引用/被引用でも・・・みつからない。
・・・となれば、
適切な米国分類があるのなら、使ってみますよね~? (微笑
ありきたりな話で、ごめんなさいっ!
それでは~。
□ [CPC] 関連資料リンク集はこちら□
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