こんにちは!サーチャーの酒井美里です。
タイトル通り、欧州特許庁・Espacenet の検索メモです。
現在、次期システムへの移行準備で
旧版とベータ版、両方が稼働しているEspacenet 。
現行版Espacenet
ベータ版Espacenet
「インタフェースは違うけれど、同じようなものかな?」と思っていましたが、
先ほど検索していて、ひとつ、検索結果の違いに気がつきました。
初期画面に表示される入力欄に
「1文字目が大文字の単語」を入れて検索します。
出願人名や 発明者名は
「1文字目が大文字」で書く事が多いですよね。
上記例では 出願人名のつもりで「Google」と入力しています。
それで、どのような違いが出るか?ですが
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◆現行版
「1文字目は大文字」= 出願人名 or 発明者名、と自動的に解釈して検索
◆ベータ版
大文字/小文字は考慮せず、「データ中のどこかに該当語があれば検索」
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という差です。
実際の検索結果では
◆ 現行版
ia(発明者または出願人)=Google、として検索される。
Google社の特許だけがヒット。
◆ベータ版
抄録中に「Google Earth」とか「Google Grass」「Google Map」などが含まれていれば、検索対象になります。
そのためか、Google社とは無関係な中国特許が大量にヒットしています。
どちらが良いか、悪いか、とは言えず、一長一短ありますが、
「Espacenet は本当にたまに使う程度」の方が、
会社名で検索しようとしたら…? と想像すると、
現行システムの方が 親切設計かなぁ、とは思いました。
それでは!
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