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photo credit: Rose Robinson via photopin cc
おはようございます。酒井です。
さきほど、何気なくEspacenetの画面を開こうとしたら、
んまぁ
重いの重くないのって! ※意訳=激重でした
どうやら、地味に新機能が追加された様子。
2013/04/22の10:12現在、まだ動作も不安定ですが、
前のめりにご紹介してみます。
追加機能は CCD といいます。
CCD = Common Citation Document。
この機能そのものは、以前からひっそり存在しておりまして、
今度から、INPADOCファミリーからリンクされた、という位置づけです。
CCDは、名前の通り 「引用文献」 に関する機能。
詳しい説明は続きからどうぞ。
CCD (Common Citation Document) とは、
5大特許庁(IP5)の引用文献データを統合したデータソースです。
以前から存在していたのは、こちらのサイトで、
http://ccd.fiveipoffices.org/CCD-2.0/
今度から、Espacenetからもリンクされるようになりました。
Espacenetの検索結果から、INPADOCファミリーを表示すると、
右上に CCDへのリンクが出ます。
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そして、
今日(2013/04/22)時点では、やや表示不安定ではありますが、
表示失敗→エラーが出ましたら、
何度かリトライすると、

パテントファミリー + 各国引例、が表示されます。
データ内容は、基本的にINPADOC(≒Espacenet) と同一、とのことです。
たとえば・・・
日本で、何か気になる公報を発見されたときに、
「他に、どんな国に出願されているんだろう?」
「登録になってしまっている国はあるかな?」
等、Espacenetで確認されるケースがあると思いますが、
その際、CCDリンクをクリックすると、
ついで(?)に、各国の引例も確認できてお得、という流れになりますね♪
※なお、CCDサイト(http://ccd.fiveipoffices.org/CCD-2.0/)内のヘルプに、
「欧州の各国段階は、少しタイムラグ等もあるから気を付けて」というような説明がありましたので、
欧州分だけは、EP Resister(https://register.epo.org/espacenet/regviewer?lng=en)で、別途確認をとられると、より安心かな?と思います。
それではっ。
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