例年発表される、特許庁の「特許出願技術動向調査等報告」
今週、平成26年(2014)実施分が、アップされました。
URL
https://www.jpo.go.jp/shiryou/gidou-houkoku.htm
例年通りの動向調査も実施される中、
今年の発表で目を引いたのは、こちら。
中国の特許文献を!
どんな調査報告なのか、例年以上に気になりました。
以下、テーマ名一覧と、
初めての「中国特化型テーマ」を見ての感想など、です。
一旦折り畳みます。
平成26年度分 調査実施テーマ一覧
実際に掲載ページを見ますと、このように
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通常型テーマと中国特化型テーマが一緒に掲載されています。
・・・これ、私などは
ぼーっと
「(通常型テーマのつもりで)あっ!エアコンの資料が出てる。見ようっと。」
と開くと中国特化テーマで、
「しまった!や~ら~れ~た~!」 とか、
毎度やってしまいそうです。(^^;
表題の最後にでも ※中国特化型 とか、
併記されているといいのにな、と思いました。私だけかな?(^^;
Web掲載内容は 「概要版」です。
前半は技術の概要+五極の出願動向、
後半は中国への出願を対象とした分析、となっています。
「パワー半導体」ですと、調査範囲と調査方法は次のように説明されていました。
(30頁冒頭からの引用です)
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・ 中国の 特許 + 実用新案 のみ。
・ 出願人国籍ごとに分けて分析 とのこと。
他には使用データベース、対象年範囲、技術範囲などが説明されています。
細かく見ると、色々興味深い点がありそうなのですが、
ひとまず、マクロなところでいうと、
[特許]出願人国籍別登録件数推移及び登録件数比率
(中国での登録、出願年(優先権主張年):2003-2012 年)
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「特許のみ」の登録件数推移です。
中国以外の国は、タイムラグの影響が大きいとして・・・
パワー半導体のような分野でも、
中国籍の出願が増えているのだな、と実感します。
通常型テーマも、中国特化型も。
「気になるテーマはあるかな?」 と、覗いて見られてはいかがでしょうか。
URL
https://www.jpo.go.jp/shiryou/gidou-houkoku.htm
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特許調査入門―サーチャーが教えるIPDLガイド
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