宮崎駿監督(via getty images)。あ、息抜き記事です。
最近、北欧インテリアのブログを頻繁に見ています。
※ 言葉はわからないけど。(笑
Styleroom Finland
CAISAK
Trendenser.se
Hanna!
紹介されているのは、
こんな感じのお部屋が多いかと。
「今、北欧で人気のインテリア」 です。
フィンランドのキッチン
もうちょっとインテリア写真続きますが、
息抜き系記事なので、一旦畳みますね。
フィンランド
デンマーク
ノルウェー
北欧インテリア、というと、
マリメッコのテキスタイルやイケアの家具を使った、
明るく、カラフルな色使い、のイメージも確かにあるんですが
2015年現在の、現地のインテリア写真では、
そういったお部屋はあまり見かけなくて、
カラフルなのは、ほぼ「子供部屋限定」なのかな? 的な印象を受けます。
※ ここからの画像3点は スウェーデンの「Loppi」からです。
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いや・・・子供部屋だって、
どちらかというと、最近はこんな傾向みたい。
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で。
漠然と 「すてきー」 「こういうインテリア、快適そう」と、常々眺めていたものの、
自分ちとどこがどう違ってて、
何をしたら「現代北欧インテリア」になるのか?
が、イマイチ掴めなかったのですが (恥)
最近、なんかわかった気がしてきました!
ヒントは「宮崎駿監督」「ジブリのアニメ」。
といいますか、
こちらの本でした。
著者は・・・説明いらないですよね。
ドワンゴの創業者で、KADOKAWAの取締役。川上量生(かわかみのぶお)さんです。
コンテンツの秘密―ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書 458) | |
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この本は、以前川上さんがスタジオジブリで「プロデューサー見習」をされていた時期に、考えていたことだそう。
前半では「アニメの情報量」について分析されています。
私はKindleで読んだので、スクリーンショットで紹介しますね。
スタジオジブリでは、日常的に「情報量が多い」とか「少ない」という会話がされていた、とのこと。
「情報量ってどういう意味ですか?」と質問すると・・・
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本来、アニメーションというものは情報量が少ない。
だから、子供にとってわかりやすいもの、だったのですが
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情報量が増えた事によって、大人の鑑賞にも耐えうるようなものになった、と。
でも「情報量が多い事」が、絵柄が細かい事だとすると、
一番細かいのは実写。
だったら、アニメーションである必要はないのでは?
という切り口から、
本書では「主観的情報量(脳が認識する情報量)」と「客観的情報量(見た目の情報量)」、
宮崎スタイルの誇張表現
脳にとって非常に気持ちの良い映像、
などが語られていき、
「面白い! というか、川上さん天才!」
と思いながら読みましたが・・・それは一旦、脇に置いときまして。
「快適そう」で「くつろげそう」な北欧インテリア。
今、人気のあるスタイリングって、「色数」という情報量を極端に減らしてる?
病院みたい、って言われるほど殺風景でもなく、
でも、眼に入る情報量が少ない。
だから、直感的に 「くつろげそう」 と感じるし、
実際、ゆったり過ごせるのだと思います。
My scandinavian homeから。
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この仮説に気付いてすぐ、
家の、古くなったダイニングセットの椅子を、
元々のゴブラン織りみたいな布から、
床に近い、ダークブラウンの人工皮革に貼り替えてみました。
(これは自分で貼り替えました。不器用なので画像なしで!)
結果、
一気にダイニングが「それっぽく」なりました。
(と、自画自賛。笑)
> 自分ちとどこがどう違ってて、
> 何をしたら「現代北欧インテリア」になるのか?
って、ずっと謎に思っていたけれど、どうやら
・ 室内の色数を減らすと、着実に現代北欧風になるっぽい。
・ ある程度、モノの数は減らしたほうが手っ取り早い・・・けど、絶対ではなさそう。
・ でも、物品の「色調を揃える」のはマスト
って感じみたいです。
(他にもいくつか分析結果あるけど、省略~)
・・・と、今日の息抜きは「インテリア」でございましたが、
私、
たぶん、
検索手法を作る時なんかも、
同じように 「うまくいく要素の分析」、やってますねぇ。(笑
・ 前々から脳内で「もやもや」っとしていた、検索上の問題があって
・ 検索業界「以外」の、理論とか分析に遭遇すると
・ 何かピン!ときて、要素の分析をする。
・ 試してみて、確証を得る。
って感じで。
おあとがよろしいようで。
2 件のコメント:
着想とか発想とか他の人のアイデアを自分の物にするときって、
きっとこんな風に考えるのですね。
何か当たり前のように思える事がすごく新鮮に感じられました。
私もこんな事を考えながら仕事が出来たら、
手ごたえのある仕事が出来るかと思います。
ありがとうございました。
p.s.
初めて投稿します。
神資研個人会員の小野寺と申します。
3年前に情報技術関連の部署にいたので、
メルマガやブログを読ませて頂いていました。
今年は神資研の特別公演に行けませんでした。
小野寺さま、神資研会員の方なのですね。
私は先日おじゃましたのが初参加で・・・
お会いしたかったです。残念!
ブログ記事にもご感想、ありがとうございます。
「自分だけの、独自の発想」って、持ちたいなぁ、持てたらいいなぁ、と思うんですが、なかなか簡単には浮かばなくて。(^^;
今回の川上さんの本は、分析がすぐれていて「フォーマットを借りてる」ような感覚になりました。
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