目下、リニューアル中の米国特許庁(USPTO)Webサイト。
今回、
譲渡情報のデータベース
「Assignment on the Web」の画面構成が変わり、
検索機能も拡充されました。
どうやら、サイトの更新に合わせ、
データベースも強化が図られる模様です。
少し長くなりそうなので、この記事は一旦折り畳みます。
画面構成と、新機能のご紹介は記事の続きからどうぞ。
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Assignment on the Web
従来の検索画面です。
USPTOの検索系画面って、昔からこんな雰囲気ですよね?
私、ひそかに「20世紀風の画面」って思ってました。
※21世紀になってから、何年経っていましたっけね~~?(笑)
2015年1月現在、こちらは
Legacy Assignment Search 扱いになっています。
そして、
今回リニューアルされた画面。
おお、やっと今風に! ・・・って思いました。21世紀風?
ちなみに、2015年1月23日時点では
特許だけ、リニューアルされていまして、
商標検索は、20世紀風の画面を使うよう案内されています。
新・Assignment Search (特許)
21世紀風になった
Assignment Searchの、嬉しい新機能です。
まず、従来の検索画面ですと、
2項目同時入力はできませんでした。
検索、ではなく、入力すらできないのですよ!
たとえば・・・
「MOTOROLAからGoogleへ譲渡」 と検索したい場合、
って入力&検索したらよさそうですが、
実際には、
AssignorにMOTOROLA、と入力しておき、
Assigneeの欄で、「G」とキーボード押した瞬間に、
MOTOROLAの文字が消去されるんです。
・・・鬼のような仕様でございます。(涙
これが、どうなったか。
まず、検索項目。
初期画面で「Advanced Search」を表示させます。
こちらが、全検索項目。全体的に検索項目が増えました。
そして、
懸案だった (←私の懸案、です。笑)
Assignor → Assignee 検索。
見事に解決できました!
検索画面上で
とした場合は、残念ながらうまくいかなかったのですが、
※私が方法を見つけられないだけで、
※実は、検索できるのかもしれません。
※何かわかったら、追記しますね。
検索後に、フィルタをかけると一瞬でできました。
まず、Assignee = Google で検索しておきます。
続いて、検索結果一覧の
左側から、Assignorを探します。
Assignorの文字をクリックすると、
譲渡元の上位15名(15社)分が表示されます。
MOTOROLA MOBILITYがトップにあるので、クリック。
該当の171件に、絞り込まれます。
この方法で、Assignor → Assignee の検索はバッチリです。
TOP 15 で足りない時は、Show More から探しましょう。
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そういえば・・・同じUSPTOの、
付与後Trialの検索も、
「一旦検索しておき、集合内を絞り込み」のスタイルになっていますよね。
ちなみに、検索用語(?)では、
この方法を
「二次検索」と言いまして、
大昔
(20世紀、っていうか、昭和の時代、笑)には、
二次検索の方が、検索システムへの負荷が小さく、
結果的に検索が軽くなる、なんて言われてたものですが、
今、21世紀ですよね?(笑
アメリカなんて 「検索エンジンのパワー、無限大」ってイメージなのに・・・
なんで、最近のUSPTO、二次検索が好きなんやろ?
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それはさておき。
この二次検索、
他にも「譲渡年別」などを使うのも面白そうです。
最後に、新しい
Assignmentの演算子一覧、貼っておきます。
(
ヘルプファイルからの転載です。)
元の記事はこちら
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