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2018/04/02

[J-PlatPat] 他庁にはない ワンポータルドシエ(OPD)のファミリーID


unsplash-logorawpixel.com

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こんにちは、酒井です。

いつものように検索をしておりますと・・・

わぁ!
これ、すごくないですかーー!? (J-PlatPat「経過情報」より)



分割が6世代、って、
なかなか見かけません。


同じレコードを
ワンポータルドシエを見ると


ファミリー件数も、なかなかのもの。。




こちら、ワンポータルドシエでは、
・ファミリー一覧 と
・分類・引用情報 を表示できます。



435件のファミリー、どのように表示されるか・・・?というと

一覧表が出ます。


そして
ワンポータルドシエには、
他庁DBにはみられない機能がありました。それは・・・?

※折り畳みます。気になる箇所なのに、すみません。




「ファミリー一覧」表示の 「ファミリーID」です。





先ほどは、
「この登録特許をワンポータルドシエで閲覧すると
ファミリー件数が435件、と表示される」 と書きましたが



ファミリー一覧でIDを見ると、
この435件、
同一IDではないようだ・・・?

と、わかります。




ファミリーIDが違うのに、
「同じパテントファミリー」としてまとめられている、435件の出願。

このファミリーを Espacenetで見ると・・・?


Espacenetの「INPADOC Patent Family」なら、
ワンポータルドシエと同じ、435出願に。



一方、Bibliographic Data で見ると、
こちらは「公報単位」なので、出願数は数えにくいのですが、
明らかに435出願よりは少なく表示されます。

(公報数で142公報でした。
 公開/登録がダブルカウントされているので
 出願数としては70~90程度かと。)



お待たせしました。それではタネ明かし!




欧州特許庁(EPO)が扱っているパテントファミリーデータには
大きく分けて、2種類あります

・EPO Simple Family  

・INPADOCファミリー

です。



両者の違いは、

■EPO Simple Family  同一の優先権によって繋がっているファミリー

■INPADOCファミリー  一部でも優先権が繋がっていればファミリーと見なす

という差になります。(→EPOによるファミリー説明(日本語))



※図表出所 :EPIDOS NEWS 2001-03 に 枠・注釈を追記しました。


つまり、
J-PlatPatの ワンポータルドシエや
Espacenetの INPADOCパテントファミリー として表示されるのは後者。
INPADOCファミリーのほうです。



「確かに、周辺出願の全貌が把握できる点では良いけれど・・・?」
「”同じ発明”、”同等のクレーム”の単位で把握するなら、
 Simple Familyの方が向いているのでは。」


そうなんですよね。。。

その際、使えそうなのが、
ワンポータルドシエのファミリー一覧、「ファミリーID」

じつはファミリーID = EPO Simple Family なんです。
ファミリーIDでソート可能な点も、とても便利かと!




Espacenet内では、EPO Simple Family ID が確認できませんので、
複雑なファミリーに遭遇したときは、
ワンポータルドシエでファミリーの構造をチェックすると良さそうです。


それでは!

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