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2018/06/25

先端技術と「動向調査を依頼するコツ」



1週間のスタート、月曜日ですね!
今週もよろしくお願いします。


先週は「奈良先端科学技術大学院大学」に伺いました。
小高い丘陵の上にあり、とても爽やかな環境のキャンパスです。



奈良先端大では、
産学官連携部門の方々に、
特許調査のレクチャーをさせて頂きました。

今日の記事は、その時頂いたご質問からです。

この大学では最先端の研究をされている先生も多いです。
以前「先生の研究に関連のある技術の動向を把握したい」と
特許調査依頼を行ったところ、先生自身の出願 10件弱が挙がって終わり、ということがありました。

確かに最先端の研究なので、そういう結果になってしまうのかな。。。と。

でも、自分たちでも熟知している出願が挙がるだけ、というのは、
何だか釈然としない気もしてしまいます。

これって、調査依頼の方法にも問題があったのでしょうか?
もっと「このように頼んでもらえたら」という点があれば、知りたいです。

大学でも企業でも、
世界で最先端の研究をされている現場では、起こりそうな事ですよね。

どうしたらもっと
「この先生の研究に関連した技術動向」が把握できるのでしょうか?

私なりの「調査する立場」の答え、
記事の続きに書いてみます。






まず・・・
技術動向って「過去からの流れ」と「現在の方向性」から
できているように思います。

私が調査をするなら、という視点でいうと、
知りたい事柄のひとつは

1)技術の流れはどうでしょう?

ということ。

最先端の研究といえども、
おそらく、突然(何もベースのないところから)発生したのではなくて、

何か源流となる技術があって、
それを応用した結果、
現在の研究に結びついている物が大半ではないか?と思うのです。

そういった周辺情報をお伺いできると、
結構、特許調査をしやすくなるケースは多いです。


例えば
「ブロックチェーン」について調べるとして・・・
その基礎技術「ハッシュ」というものがあります。

それで

・「ハッシュ」の概念そのものは、かなり昔からあった。とか。

・逆に「ハッシュ」の利用できる分野としては
暗号化通信とか、改ざん防止など幅が広いので、
電子データ&インターネットの普及とともに、応用範囲も広がっている

といった事柄。


このような事って、
研究者の方々には当たり前すぎて
「説明するのも面倒」「そんな事も知らないの?」
と思われるかもしれないんですが、(汗


検索側は、割と「技術と一期一会」みたいなところもあるので、
やっぱり「技術の流れ」「現在の応用範囲」がわかるとありがたいな、と思います。
(個人的には、ですよ。^^)




2)同じ目的地を目指す技術?



もうひとつ。

もしあれば、
「現在進行形で、同じような目的地を目指している技術」なんかも
教えて頂けるとありがたいな、と思います。

先ほどの例でいうと・・・
「仮想通貨の改ざん防止には、現在ハッシュを応用するのが一般的だが、
 他には〇〇という技術を A大学のB教授が、
 ××という技術を、アメリカのC社が検討している。」
といったイメージでしょうか。

こういったヒントを頂けると、
格段に「特許情報」が探しやすくなります。


研究している技術・方式が違っているとしても、
目指している方向性、
特許でいう「目的と効果」が共通しているので、
研究のライバル、とは言えると思いますし、

特許情報を通じて、
ライバルの存在や研究の進み具合を知るヒントが得られるかもしれませんね!


それでは。



「特許調査依頼」をご検討中の皆さま

ただいま 7月上旬以降 のご報告予定分をお受けしています(2018/06/20現在)
調査のお問合せはこちらのフォームまたは
電話 0266-79-6709 でどうぞ。
6月の出張予定 | 7月の出張予定
打合せ日程のご参考に。




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