こんにちは、酒井です。
%タイトル%のまま、なのですが、
CPC(共通特許分類)の特定に困った時、
「頼みの綱」で使っているのが
統計的マッピング です。
FI→CPC と CPC→FIがあるけれど、
使う機会が多いのは、圧倒的にFI→CPC。
Statistical mapping: FI to CPC(EPO)
※2015年の記事ですが、統計的マッピングの説明はこちらです。
ひとつ、分類特定の例を挙げてみます。
お豆腐。
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お豆腐って、CPCを特定しにくい典型例かな、と思います。
特許庁の「分類対照ツール」という
IPC-FI-CPC を横並びで表示するツールがあるのですけど
「豆腐」って、実質的に FI記号にしかない項目なんですよね。
IPCとCPCは空欄になっています。
(クリックで拡大します)
このような時に、
Statistical mapping: FI to CPC に訊いてみます!
(FI)A23L11/00の対応で、最も多く付与されているのは・・・?
「CPCでは A23C 20/025 が最多」と表示されます。
また CPCのコードは、Espacenetの分類表にリンクが張られています。
結果。
FIでは A23L (豆)
CPCでは A23C (乳製品)、ともう、発想が全然違う!んだけど
よく見ると
向こうでは「チーズの分類」の下位に
> 豆や脂肪種子由来のたんぱく質を含有するもの
って分類があって、
豆腐 = 植物性のチーズ、みたいな扱いを受けてるっぽいんですよね!
この手の発想の違いって、
考えただけでは、なかなかわからないところがありますので。。(汗
英語で試し検索、も、もちろんお勧めですし、
試し検索も不調な時は、
Statistical mapping: FI to CPC
試してみると 良いことあるかもしれませんね!
それでは。
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