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2018/10/21

【検索事例】ブラックペアンの手術ロボット



今年上期なので、少し前になりますが
医療ドラマの『ブラックペアン』、人気でしたね。

あのドラマに登場した手術支援ロボット「ダーウィン」
実在のモデルがある・・・というのも、
知財のお仕事をされている方ですと、
ご存知の方が多かったかもしれません。

そのモデルは、米国 Intuituve Surgical社の「da Vinci」
(以下、IS社と記載します)


※画像はIS社の米国サイトからです。


今、世界中で「手術用ロボットといえば、ISのdaVinciシステム」というほど、代名詞的な存在になっています。装置本体が2億円前後ということなのですが、既に全世界で4500台ほどが稼働しているそう。

ところで、このIS社。開発がスタートして、原型のマシンが作られたのが1996年



初期の製品が世に出たのが、1999年とのこと。


知財のお仕事をされている方は、
この年代、何となく「むむむ!?」と思いませんか?


そう。特許切れです。


実際、IS社の初期の特許出願・ポートフォリオは、
控えめに言っても貧相な件数でして

こちらは縦棒が「各国への出願件数合計」で、
折れ線が「ファミリー数」なのですが、
2005年までは、年間の出願件数もさほど多くありません。


そのため、基本特許の約3割が2019年に権利切れするっぽいのです。


でも・・・後続の出願は山のようにあるし。

そもそも・・・daVinciシステムを納入さえすれば(ごにょごにょ)
ビジネス的には当分の間、逃げ切れそうな感じもいたします。

というお話を


検索事例ファイル(PDF版)にいたしました。



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(PDF13ページ。3,692文字)

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