![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg2N865GU95TmkxJdLDuG2Jil32jP_m14moWiPURd_l31vauI5Eta3aUTtl3l7zf0Dq4kH17LKQ5xmXqM7trJUZRmlDvgTyWRtSzaQmXgoi_Jnxr7y1HyxsOpHxpmQw0izRjIChCxf6l6l5/s1600/emily-morter-8xAA0f9yQnE-unsplash.jpg)
こんにちは!酒井美里です →プロフィール
こちらの記事は、少し前のお話・・・
2018年秋に参加した、CEPIUG@ミラノ での聴講内容が中心です。
オーストラリアのPatent Attorneyである、
スーザン・ハントス氏 の
「不正確な検索結果の責任は誰にありますか?」
というセッション。
その結論は
というもの。。。
一度、こちらで概要を発表させて頂きましたが
改めてブログに書こうと思います。
(折り畳みます)
スーザンのお話からハイライトを。
主に「無効資料調査」(特許の有効性が争点となる場面)を念頭にしたお話でした。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh_SfeoerAnbL9VF5B5J7PljCxav64wBRF248poKX8f6caiNWAD-5q9rHbkkk-WWmluw2HEzbhCkPMwsimxewm14Pdoq4DzIGozk4xRcXtu2UbB_FkgAsuEtBLs2iQCIAWvfR2F7lDdWzKE/s1600/2020-04-19_15h12_28.png)
企業がAIツールを使って調査する、とか
調査を外注する、あるいは
社内サーチャーが調査する。
色々な調査手段がありますが、
結局「調査を依頼した(調査方法を選択した)」側が責任を負う・・・というお話。
たとえ、AIの設計に欠陥があったとしても
それを立証する事は容易ではない、とも。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhjGi74bccxa598F80f8tQ_H13R4yLEpghJjT7w5aKW8z3MbRbOZQlAgEima_UM7mcyZEvHiBq4GXPrRIBJvfCZfimAdXIfi3flT9yOCvDZJUN3K3S_uQu8v5RJiNm3AtAIIXFdZERHPyCl/s1600/2020-04-19_15h13_53.png)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiV-IJXp4v0J6SOWoBV5IZzmuvKGn-aZXmhZGYQHKIG8V6FlQiqqC28APSLF2nkO-aLeL2DTwapLIR7f755iB-I1yxbAsIP9ASap-sIi-SbywHwoezQqjsGHXBGSdeyvv7d5qCTSxLLOTKZ/s1600/2020-04-19_15h14_26.png)
そして・・・
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhpJga8g9ZP8UxViC8C3nvor3Vg2YSWtAgGcnPpaDRZvVvlka4rBP3Lx5OFZlEHSvuoCzYxpXCNuW01qH7d3nfUbyAyZn94xPz0tcGJcAfYSclI-EhmjgqiLNvPb0dYwMe6AXEKr5VCLc4Y/s1600/2020-04-19_15h29_49.png)
経験が1年でも20年でも・・・は、このあたりですね。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgfDu9DgDD5QYkRJ4VRwhsIAplheLT1UfL3d5JyMM21nPDal0lds4f6qPoEv_MRvtlIOxUCvbRLqDmmjB_VTJ2_Lmw4RbgcSLRrOaAimDJ2oLWzx7GATE3Or64oNQngEVOHsf9nSGrGTfJa/s1600/2020-04-20_09h43_22.png)
ある意味・・・シビアなお話ではありますね。
講演内では「わかりやすく検索式を表現しましょう」という、
実践的な説明もありました。
(CEPIUGは、欧州のサーチャーの会なので)
左が読みにくい検索式の例、右がわかりやすく記載した例です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi3eOmatlKEv-0uIed_-pCEIs4maWpiMkiLwMmL1cXnVGbr_jIZSJ2Bze5_fPS-SgYYlk26UV5_gsgxw622oNrsRHWWgOEvyRFxEy7BD7zHKfsA14W0PDlFWNWZKcF4JYZEqdIjHXygP2CI/s1600/2020-04-19_15h28_23.png)
たとえ同じ内容の検索式であっても
「わかりやすく記述」されることで、サーチャー自身もミスに気付きやすく、
結果的に調査の品質を向上させることができますね。
スーザンさんのお話は、
主に「特許の有効性を争う場面」を念頭に置いたものではありますが、
「調査を依頼した(調査方法を選択した)」側が責任を負う
と強調されており・・・
欧米におけるリーガル用途の調査(無効資料調査や侵害予防調査)では
・なるべく良いサーチャーを確保
・AIは補助的手段
というのが、いわゆる「安全なやり方」になっている感があります。
また、現場への導入は費用対効果の評価も避けて通れないですよね
AIツールは従来型・リーガル用途の調査に使う、というより
新しい活用方法が向いているのかもしれません。
私も「従来型の使い方」にとらわれずに
AIツールの活用を模索していければと思っています。
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