Today's photo |figs and plums by Maria Bobrova on 500px
さて、こんなご質問をいただきました。
「自分はまだ技術に詳しくないのですが、検索をしなければならなくて・・・
インタビューの時に、どんな事に気を付けて聞き取りをしたらいいですか?」
わかります!
技術に詳しくないのに、検索しなきゃいけない時ってあるんですよね~
私も、学生時代は植物学専攻で、
こんなの↓を三角フラスコで増やしたり、顕微鏡で見てたりしてたのに
rIMG_4595p | Flickr - Photo Sharing!
どこをどう間違ったのか?
新卒で精密機器メーカーに入社したので、
社内で飛び交う用語とか、全く意味がわからなくて、ですね・・・
というか
「それで入社してくる、アンタの意味がわからないよ!」って言われそうです。(汗)
絶対、「アホの子が入ってきた(困惑)」と思われてた事でしょう。(滝汗)
※↑↑質問者の方の事ではないですよ!念のため。酒井=アホの子、でございます。(笑)
私の話はさておき。
お困りごとを分解してみますと、
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・ 技術にはまだ詳しくない
↓
・ 検索キーワードも、上手に作れるかどうか不安だし
・ 検索結果に「当り」があっても、見逃してしまうかも・・・?
↓
・ ヒアリングの時に、何か聞いておくと良い事があれば知りたい
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という事になるでしょうか。
このテーマ、
・ 検索の本質や
・ 短期的に、目の前の仕事をこなす方法
・ 長期的に、しっかり検索上達する道筋
など、多くの要素を含んでいそうです。
今日は「検索の本質」。記事の続きからどうぞ。
「データベース」に、どんなイメージを持っていますか?
高度なAI(人工知能)が搭載されていて、
大量のデータが収録されており、
鮮やかに、かつ、親切に質問に答えてくれるコンピュータ?
・・・実際、ハイテクなのですが、
検索上達のため、この際ハイテクなイメージを捨ててください。(←え?)
いいですか?それでは・・・
たった今から
こういうの↓ が特許データベースです。
そう思い込んでください。 (注:本気です!)
うん。一気にハイテク感がなくなりましたね。
私、特許データベースは「ローテク」な部類のデータベースだと思ってます。
ローテク、が適切でないなら 「古典的」で「オールドファッション」と言いましょうか。
で。今日の本題 「検索の本質」
特許検索(用のデータベース)は、
検索者の質問内容に対して答えてくれる道具、です。
大事なのはここ! → 検索者の質問内容
なおかつ、答えがそっけないのです。なにしろ石像ですからね。
何か検索して、ゼロ件になった時はこんな状況。
石像はね、
「本当に、そのような内容を記載した公報がゼロ件」 なのか
「質問の仕方が下手で、ゼロ件」なのかは教えてくれませんよ?
・・・ってな調子です。
うまく質問すると 「それならあるぞ」 と出してくれます。
でも、
他にも類似公報があっても、知らんぷり。
でも 「漏れがあるといけないし・・・」 とか何とか言って、
漠然とした質問をすると、
「それなら、大量にあるぞ」 と、漠然とした(ノイズの多い)答えを返してきます。
とにかく、こちらの質問次第なのです。この石像。
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ここまでの話で 「じゃあ、大切なのは検索式の作り方、ですよね!?」 って
思った方もいらっしゃいますよね?
ふふふ。違います。
検索式の作り方ではなくて・・・ですね?
ヒントは 「技術には詳しくない方の、困りごと」。
次回に続きます。
それでは♪
□検索の本質と練習 シリーズ 一覧はこちら□
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