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2014/09/29

検索の本質と練習のステップ(3) - 特許DBは厳密で正直者。


少し間が空きましたけれども・・・
ここまでの記事リンクです。
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「データベースを石像と思え」の巻
練習向きの題材はどれ?
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Today's photo | pitu by Josep M Rovirosa on 500px




「前回までのあらすじ」。

いまいち気が利かないんだけど (←失礼な)
スフィンクスよりは全然フレンドリーな働き者 「データベースの石像」。


時折、検索者にとって、かなーり不本意な答えも飛び出しますが



あっ、そうでした。

「不本意な答え」 が出るような質問文を投げかけたのは、
検索者本人なんですね。


ここで大切なのは

質問文の作り方、というよりは
自己分析と修正 だったりします。


大切なのは、なぜ「不本意な答え」が戻ってきたのか?ということ。
検索するときって、誰でも 「当てる気満々」 で検索しますよね?


当てる気満々、なのに なぜ当らないんでしょう?


みなさんは「以前、送受信したメールの内容」を、
メールフォルダー(又はサーバー)の中を検索して探した事、ありますか?

送受信の記憶はあるのに、すぐには見つからなかった事はないでしょうか?
私・・・結構あります。(恥)

これって、相手の名前や用件など「キーワード」
うろ覚えだったため、って事、多くないですか?


で、特許調査。

特許調査って 「自分以外の人(発明者+代理人)が、過去に書いた文章」を検索する場合が多いですよね?


どこの誰が、どんな表現で書き残しているのか、細かい文面は不明ですし、
そんな公報があるのか?ないのか?も、調査前には不明だったりします。


自分のメールだって、咄嗟に見つからない事あるのに、(←私だけかも?)
他人の特許出願なんて、探しにくくて当たり前、です。 


ここでのポイントは・・・

「キーワード」 (検索に使う単語。会社名や日付になる事も。)




ここまでの話を、整理してみますね?


■ 自分の出したメールを探す

→ 自分が過去のメールで使った人名やキーワード
そのもので検索しないとなかなか見つからない。


■ 特許(の公報)を探す

→ 自分の探したいテーマに合致する内容について、
どこかの誰か(←複数いるかも?)が書いた表現・キーワード
ピタリ合わないと、なかなか公報が見つからない。



と、なれば。


「データベースの石像」との問答って、正確に言うとこうなりますね。


「過去に、〇〇〇(←技術内容など)と、書き残された書類はありますか?」
「過去に、〇〇〇と、書き残した人物はいましたか?」


これに対して
「そういう書類なら知っているぞ」 とか、返事がくるイメージです。


特許データベースの場合は、
この 「質問と返事」 の対応関係が、かなーり厳密です。
※ だから、あんな顔の石像で表現してみました。笑



かなーり厳密・・・・

それっと比較級?

何と比べて?



そうでした!

ええと、Googleあたりは、非常にわかりやすい比較対象です。




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