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2017/03/06

J-PlatPatでみる「知財激戦区」の予感



「訴訟対象の特許番号」の特定、
J-PlatPat編 と
知財高裁編 からの続きです。


<ここまでのあらすじ>
カゴメ、伊藤園を提訴 トマトジュース製法特許めぐり

(2017年3月2日19時39分 朝日新聞デジタル)
トマトジュースの製造技術をめぐり、食品メーカー「カゴメ」(名古屋市)が飲料メーカー「伊藤園」(東京都)の特許の取り消しを求めて知財高裁に提訴した。2日に第1回口頭弁論があり、伊藤園側は請求棄却を求めた。

訴状などによると、伊藤園は、甘味料を加えずにフルーツトマトのような甘みや濃厚な味わいを出す技術を発明したとして、2013年に特許登録。カゴメは特許の無効を訴えたが、特許庁は認めず、カゴメが提訴していた。

・・・という報道をみて、

おそらく、対象は
特許5189667号
トマト含有飲料及びその製造方法、並びに、トマト含有飲料の酸味抑制方法
ではなかろうか、と特定。


そして


飲料業界って、昔は平和そう??なイメージに見えてたけど、
最近、すごく知財激戦区なのかなぁ。。と思ってます。
ノンアルビール訴訟も話題になりましたが、

「他にも色々ありそうな・・・」って、データを見ていて思うんですよね~~



っていうお話でした。



見ている「データ」というのは J-PlatPat にあるので
同じデータを見たら、私と同じような感想を持たれる方、
きっと多いんじゃないかな、と思っています。

その「J-PlatPatにあるデータ」というのは・・・

恒例。長くなるので折りたたみます。





J-PlatPat
経過情報>範囲指定検索
・判定請求一覧 と
・判定一覧

審判>審決速報
・当事者系審判検索
・異議申立検索

など。


たとえば「判定請求一覧」。


2015年「ソフトドリンク系」の判定請求が目立っていました。






上記の通り公開情報なので、
思い切って、書いてしまいますと

2015年分の判定請求、顔ぶれは

伊藤園が → サントリーに
伊藤園が → サントリー&スターバックスに
伊藤園が → チョーヤ梅酒に
伊藤園が → キリン・トロピカーナに

・・・という具合になっており、


一方で
審判>審決速報※ を見ると
※速報なので最近のデータしか閲覧出来ませんが

カゴメが → 伊藤園に

という案件もありまして、


私が昔抱いていた
(電機・精密業界よりは)平和そう」なイメージはどこへやら。
すごく激戦区になっているんだろうなぁ、と想像してしまいます。


実際、7年前にこんなインタビューがありまして。
HOPSで経験した苦い思い、ヘルシアの経験とサントリーの知財戦略
2010年01月27日 00時00分 更新

サントリーホールディング 常務執行役員 R&D企画部長 生産部・知的財産部担当で農学博士でもある辻村 英雄氏は、実際の企業事例として、サントリーが直面した“知財ショック”の状況と、現在の取り組みについて披露した。

辻村氏によると、洋酒やソフトドリンクを中心とした食品の販売が中心の業界は「基本的にイノベーションを起こしにくい」。製品ライフサイクルが非常に短く、日々新製品開発に奔走しなくてはならないため、「他の産業と比べて食品業界は飲料の原材料についていちいち特許取得するという風潮は少なかった」という。

<中略>

 「こうした知財への取り組み方は、飲料を中心とする食品業界ではあまり行われてこなかった。異業界から参入してきた花王が持つ知財ノウハウを知ったことは非常にインパクトがあった」(辻村氏)

7年経過した今は、
更に知財ノウハウが蓄積され、
飲料業界の状況、大きく変わってきているのではないでしょうか。


・・・というわけで。

J-PlatPatの経過情報>範囲検索 や 審判>審決速報、
時々(半年に一度とか)チェックしてみると、
意外に興味深い情報源かと思います。




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