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一昨年(2015)頃に順次スタートした
5大特許庁を中心とする包袋相互閲覧サービス。
その後、少しずつ変化もあるようなので、まとめてみました。
各庁へのリンク
最近のトピックスなど
今年に入り、WIPOのPATENTSCOPEからもGlobal Dossierに接続がスタートしました。
ニュースリリースはこちら
Dossier Content Now Available in PATENTSCOPE (January 20, 2017 | WIPO)
・PATENTSCOPEの検索結果から「Document」のタブに表示されるようになった。
・サービス開始当初から利用できるのは、欧州、日本、カナダ。
・米国、韓国、中国、オーストラリアも順次追加される。
ということです。
(2017/03/28時点で、米国の経過書類はまだ利用できないようでした)
特徴や便利な点、使いどころなど
各国の「入り口」から利用する、ドシエサービス。
基本的な「日本の包袋」とかを見るなら、
どの入り口から入っても、同じ情報が入手できますが、
「特定の情報は、特定の入り口で」という組合せも
いくつか存在してます。
◆日本特許庁|ワンポータルドシエ(OPD)
https://www10.j-platpat.inpit.go.jp/pop/all/popd/POPD_GM101_Top.action
日本語インタフェースなので、日常的に利用されている方も多いかもですね。
個人的には、
経過情報がキレイな表形式なので (←Excelに貼り付けやすい、の意味
経過情報保存用とあわせて使ってます。
◆米国特許庁|Global Dossier
https://globaldossier.uspto.gov/#/
Public Pair(米国経過情報)と
Common Citation Index(グローバル引用情報)にリンクされてます。
やはり、米国の権利維持状態などを確認するなら、
この入り口が便利かも!
◆欧州特許庁|European Patent Register
https://register.epo.org/regviewer?lng=en
欧州登録後の、各国における維持状態を併せて見るならここ。
→ 関連記事
欧州各国の包袋システムにもリンクしています。
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・・・という感じで、
主に三極のドシエサービスを、用途とフィーリング(!?)で使い分けており、
今後、WIPOの収録増加に期待してるところ、です。
何かのご参考になりましたら。
□ドシエ目次記事はこちら□
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