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2017/10/16
[調査] 無効化調査のレベル感と時間感覚
Štefan Štefančík
先週(10/10-13)は、
稼働日4日全部、東京近辺におりました。
・・・というと、3泊4日みたいなんだけど、
途中で1回、長野に帰ってるし。
我ながら謎すぎます。(苦笑)
そんな謎スケジュールの中、
企業様向けの講習で
「無効化調査のレベル感と時間感覚」
みなさんに考えていただきました。
まず・・・
ひとことで無効化調査と言っても、
色々な目的(用途)がありまして
調査の目的(用途)によって、
レベル感も、
調査にかけられる時間も、
ずいぶん違ってきますよね! というお話です。
※折り畳みます
この記事では、研修で扱った中から
頻出と思われるケース、4つをピックアップしてみます。
1)異議申立・無効審判 (対特許庁)
・特許はすでに成立
・審査経過に基づき、無効化のポイントが絞られるケースが多い
・先行例に沿って意見を主張できる (理由補充)
2)情報提供 (対特許庁)
・特許成立前に行うケースが多い
・意見の主張はできない(先行例の提出のみ)
3)調査のみ (資料は社内留保)
・SDI結果に対する調査など。
・何らかの「動き」があるまで
調査結果を社内留保するケースが多い(すぐにはアクションしない)
4)ライセンス交渉 ※ここではクロスライセンス
・クロスライセンスの場合、リストの交換が行われる。
・リストに記載の特許を無効化。(権利が無効なら、権利行使もできない)
・交渉スケジュールに合わせて調査が進行。
・短期間に・大量に調査するケースも。
この4つ。
重要度(レベル感)も、
調査にかけられる時間も、
それぞれ違う・・・というのは、
多くの方がイメージできるかと思います。
それでは
順番、つけられそうですか?
こんな感じに ↓
・業種による違い
・社内で、いつもこうしている
・情報提供をした事がない。今後も予定はない
・・・など、
「お急ぎ度」も「重要度」も
微妙に変わるかと思いますので、
決まった「正解」というのはございませんが、
これ、一度考えてみると
良い意味で「手を抜くところ」というのでしょうか。
意識的に、調査のさじ加減をコントロールする練習になるかと思います。
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