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2013/05/30

こんな本を読んでいます~検索の理論書「情報検索の認知的転回」


photo credit: » Zitona « via photopin cc


先日、桐山先生の「特許調査の実践と技術50」を読み返し、
改めて 「そうそう、理論書って大事!」 って思いました。

→ 関連記事 (記事中のセミナーは、本日5/30開催です)
[紹介] 桐山先生の「プロが語る特許調査の極意」 / INFOSTA 研修会・セミナー


桐山先生が推されている 「フーグマンの5命題理論」 の本は、
今、手に入るものですと、

インデクシングによる情報内容の明示 -その原理と実際-
 ↑リンク先はINFOSTAです。

でしょうか。


こちらの本・・・
一応所持しておりますが・・・

むーん。難解なんですけど~(汗)。 (←しどろもどろ)


大学の教科書とか、専門書とかって、
「相性」みたいなもの、あると思いませんか?

Aさんは「わかりやすい!」って絶賛。Bさんは「うーん・・・」
また、その逆もあり、みたいな。


ということで。
私が推したい、検索の理論書はこちら。

462107945X情報検索の認知的転回 情報捜索と情報検索の統合
Peter Ingwersen Kalervo Jasrvelin 細野 公男
丸善 2008-01-23
by G-Tools

ベースの内容はフーグマンと共通する点も多いのだけど、

こちらの本、イングベルセンの「情報検索の認知的転回」 の方が、
「人間(検索者)」のウェイトが大きい本だと感じます。


あくまでも私の感覚、ですけれど・・・

情報系 / 情報源と検索システムの知識
認知系 / 検索をする人間側の情報認知。

と、内容を2分するとしたら、その比率は

フーグマン / 情報系:認知系 = 7:3 から 8:2
イングベルセン / 情報系:認知系 = 5:5

って感じ。


イングベルセンの「情報検索の認知的転回」から~


再現率とか精度、みたいな 「情報系」と同じくらい、

各利用者の認知空間、作業者の感心、
社会的に求められている結果、など「認知系」 が出てくる本です。


検索の「勘」の出どころとか、
インタビューの時に「空気を読む」とか、
その手の内容が、さりげなく理論的に書かれているのが、たぶん好きなポイント。




2冊の理論書。

フーグマンの
インデクシングによる情報内容の明示 -その原理と実際-

イングベルセンの
情報検索の認知的転回 情報捜索と情報検索の統合

機会がありましたら、どちらか1冊で十分だと思うので、ぜひ♪



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