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先日、桐山先生の「特許調査の実践と技術50」を読み返し、
改めて 「そうそう、理論書って大事!」 って思いました。
→ 関連記事 (記事中のセミナーは、本日5/30開催です)
[紹介] 桐山先生の「プロが語る特許調査の極意」 / INFOSTA 研修会・セミナー
桐山先生が推されている 「フーグマンの5命題理論」 の本は、
今、手に入るものですと、
インデクシングによる情報内容の明示 -その原理と実際-
↑リンク先はINFOSTAです。
でしょうか。
こちらの本・・・
一応所持しておりますが・・・
むーん。難解なんですけど~(汗)。 (←しどろもどろ)
大学の教科書とか、専門書とかって、
「相性」みたいなもの、あると思いませんか?
Aさんは「わかりやすい!」って絶賛。Bさんは「うーん・・・」
また、その逆もあり、みたいな。
ということで。
私が推したい、検索の理論書はこちら。
情報検索の認知的転回 情報捜索と情報検索の統合 Peter Ingwersen Kalervo Jasrvelin 細野 公男 丸善 2008-01-23 by G-Tools |
ベースの内容はフーグマンと共通する点も多いのだけど、
こちらの本、イングベルセンの「情報検索の認知的転回」 の方が、
「人間(検索者)」のウェイトが大きい本だと感じます。
あくまでも私の感覚、ですけれど・・・
情報系 / 情報源と検索システムの知識
認知系 / 検索をする人間側の情報認知。
と、内容を2分するとしたら、その比率は
フーグマン / 情報系:認知系 = 7:3 から 8:2
イングベルセン / 情報系:認知系 = 5:5
って感じ。
イングベルセンの「情報検索の認知的転回」から~
再現率とか精度、みたいな 「情報系」と同じくらい、
各利用者の認知空間、作業者の感心、
社会的に求められている結果、など「認知系」 が出てくる本です。
検索の「勘」の出どころとか、
インタビューの時に「空気を読む」とか、
その手の内容が、さりげなく理論的に書かれているのが、たぶん好きなポイント。
2冊の理論書。
フーグマンの
インデクシングによる情報内容の明示 -その原理と実際-
イングベルセンの
情報検索の認知的転回 情報捜索と情報検索の統合
機会がありましたら、どちらか1冊で十分だと思うので、ぜひ♪
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