こんにちは!サーチャーの酒井です。
今日は
「侵害予防調査(FTO調査)」のおすすめ記事、の紹介です。
但し英文で
すごい長文ですが・・・
サーチャーの方々は、
Google翻訳先生の助けを借りてでも、
読んでみたらいいかも? と思います。(個人的に)
細かーーい字で 4ページもある記事です。
私も 「助けてー、Google先生!」ってなりましたw
記事の内容は
となっており、
3~4頁が、特に参考になりました。
3頁目で例示されている「シャンプーの組成」。
実際の製品には多くの成分が使われます。
ここでは6つ(A~F)の成分があるとして、説明します。
特許侵害、また「オールエレメントルール」の観点でいうと
A~Fのうち「3成分のみ」を権利範囲とした、
広い特許が成立していた場合、
「侵害している」となる、可能性がありますよね。
だからと言って、
・成分 A だけの権利
・成分 B だけの権利
・成分 C だけの権利
・・・・
・・・・
と、全てサーチするのも、効率的・効果的とは言えません。
では、調査のポイントをどこに絞るか?
シャンプーの例ですと、製品コンセプトや特徴的な成分などからみて
上記概念を組み合わせて
A and (B or C) and P
のような範囲が妥当ではないか、と述べています。
FTOの調査ポイント設定を、
具体的に説明した記事は、
なかなか見かけないので貴重かと思います。
(先行資料調査の資料は割とあるのですが・・・)
また、3頁目後半に
「クレームを厳しく評価しすぎない」とか
「米国では特許に対する法的意見を述べることは、一般的に避ける。特許弁護士に委ねること」といった記述もあり、
米国での実務感覚がうかがい知れる点も、興味深いです。
記事後半だけでもオススメです。ぜひ!
Freedom-to-Operate Search Strategy: Hitting the Target
By Thomas E. Wolff
Online Searcher / Volume 42, Number 4 - July/August 2018
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