こんにちは!サーチャーの酒井です。
今週は、WIPOの「PCT Yearly Review 2018」が発行されました。
→ 全文PDF (98ページ)
→ 要約版PDF (20ページ)
主な内容は、2017年度のPCT出願状況を振り返るもの。
いくつか内容を挙げると・・・
多くのPCT出願を行っている国。
ついに、ついに、中国が日本を抜いて「第2位」になりました。
ですが「国内移行した件数」は、中国は意外と少ない様子です。
出願人トップ10を見ても、アジア勢が多いです。
HuaweiとかZTEとか。
日本企業では三菱(電機)、ソニーがトップ10入りしています。
少し毛色の違うデータもありました。
こちらは「出願代理人 トップ50」
出願件数に比例するように、アジアの事務所が上位に並びます。
さて・・・
これらの出願統計、見るだけでも興味深い点が多いのですが、
わたくし、資料を見ていて、ある事に気が付きました。
ここですね!
WIPO Statistics Database とあります。
こちらのデータベース、
「統計」に特化しておりますが、
集計項目、年範囲を自由に編集して
表・グラフが作成できるすぐれもの、です。
URLや使用イメージは、記事の続きからどうぞ。
WIPO Statistics Database
WIPOのStatistics Database(統計データベース)には
下記 2種類のデータがあります。
データ項目は決まったものだけだが、
ある程度、動的に項目選択が可能な
IP Facts and Figure
http://www.wipo.int/edocs/infogdocs/en/ipfactsandfigures2017/
項目や対象年の編集が可能で、自由度の高い
WIPO IP Statistics Data Center
https://www3.wipo.int/ipstats/keyindex.htm
です。
初めて使う時は Key Indicators を利用してみると
感触がわかりやすいかと思います。
Key Indicator より、
Applications by regions (居住地域別出願件数) を選びますと
1)最初は一覧表。
右上のアイコンから「グラフ」を選択します。が。
グラフ画面、クリック直後は何も表示されません。
左側から項目を選びましょう。
「特許」の
「アジア、ヨーロッパ、北アメリカ」を選択すると、ようやく
グラフ表示される、という仕組み。
以上が、基本的なグラフ作成の方法です。
同じ方法を応用すると、PCTだけでもこんなに!集計項目がありますので、
色々な分析ができるのではないか、と思います。
今日は金曜日。
夏休みに入られる方も多いのでは?と思います。
よい週末、
よい夏休みをどうぞ。
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