こんにちは!サーチャーの酒井です。
今日は、海外サービスのご紹介。
今回もEPO(欧州特許庁)の資料で見かけました。
ドイツのOctimineです。
こちらはEPO資料の引用。
サイトはこちら。
https://app.octimine.com/
こちらのサービス、
無料利用可能ですが、ユーザー登録必須です。
私も今回、ユーザー登録&無料の範囲でトライしてみたところ・・・
無料の範囲では、
そこまで複雑な検索はできない印象です。
番号検索と、キーワード検索ができる程度。
and / or や、( )を使った検索も受け付けるのですが、
検索結果の表示に「MOST SIMILER PATENT」とあり、
類似度順になっているので、
これは、いわゆる「概念検索」なのかな、という気がしました。
そして・・・
このシステムで面白いのは、分析機能。
どの程度信憑性があるか? は、さておき、
色々な分析機能があり、グラフが自動生成されます。しかも速いー!
※折り畳みます。分析グラフ例&参考情報 は記事の続きからどうぞ。
2分弱のTutorialがありました。色々な解析機能が出てきます。
一般的な「出願年」や「出願人ランキング」などもありますが
Technology Fields over Time Heat Map
(技術分野と出願年のヒートマップ)
Patent Impact & Risk Grid
分野全体での インパクト/リスクの分布
Competitor Portfolio
企業別の特許インパクト、リスクの比較
などなど。
時には「本当にそうなの!?」と思うような解析グラフが
瞬時に表示されます。
もうひとつ、Citation Network表示。
条件を変えると ぐいーん!と動きます。動的表示です。
さて・・・
>時には「本当にそうなの!?」と思うような解析グラフ
ですが、
指標の解説は「ヘルプ」に記載されています。
https://www.octimine.com/help/
たとえば
Patent Impact & Risk の説明。
https://www.octimine.com/3-interactive-graphs/#3.7
つまり・・・
インパクト、リスク、ともに上位10% のゾーンをクリックすると
ページ下部に
インパクトが上位10%の特許2件が表示される、という仕組み。
検索機能がもうひとつ、なのは何ともしがたいですが、
消滅リスク高めの特許を 一瞬で特定できるのはいいですね。
別のシステムで行った番号検索の結果を
こちらのシステムに流し込むと、面白いかも・・・と思いました。
(今度、件数上限があるのか、調べてみなくては)
https://app.octimine.com/
それでは。
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