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2018/08/27

英国特許庁とビスケット (商標・意匠/息抜き記事)



こんにちは、サーチャーの酒井です。


私の「何回聞いたり調べたりしても、すぐ忘れちゃうもの」のひとつに

アメリカとイギリスにおける「ビスケット」の違い

があります。

イギリスのビスケットは 薄めでサクッ!としていて
アメリカのビスケットは 厚手でふんわり・・・?
それでは両国のクッキーは・・・??

・・・毎回わからなくなってしまうのですが。


それはさておき。


つい先日の英国特許庁のツイートを見ていたら



Britain's most treasured bake, the biscuit ですって!
中の人はきっと、相当ビスケットが好きですね?(微笑
ビスケット愛が感じられます。


上記のツイート中からリンクされている、英国特許庁の記事

Take the biscuit

フィナンシャルタイムズの調べによると、
英国のビスケット市場は 20億ポンド(約2850億円)とのこと。
生産が多いのはマンチェスター。

そして、みんなが大好きなビスケット、
意匠・商標出願も活発ですし、時には争いもある・・・模様。


こちらも比較的最近の記事から。



THE KITKAT TRADEMARK BATTLE AND ITS WIDER IMPLICATIONS

ビスケットではないけれど、有名なお菓子。
キットカットを巡る争いです。

長い法廷闘争
2006年に欧州連合(EU)はネスレのチョコレートバーの形に商標権を与えました。しかし、他のいくつかのチョコレートメーカーがこの決定に不服を訴えました

先月、欧州最高裁はKitKatの形の商標権は認められないとの判決を下しました。
重要なポイントとして「KitKatのブランドロゴは問題となっていない」点に注意したい。争点となったのは、4つの棒の形状です。

製品の形状に商標が付与されることは珍しくありません。
TobleroneやHershey's Kissesなどの他のチョコレート菓子の形状は保護されています。Pringleのチップは1976年に特許を与えられました。
KitKatのケースでは、なぜ商標権が否定されたのでしょうか?

他のお菓子はOKでKitKatはNG。
どうしてなのか・・・?というと

このケースでは、KitKatがEUの各国で識別力があるわけではないことに基づいて決定されたようです。
KitKatの形がEU全体に商標登録されているために、大部分の国だけでなく、すべての国でその形に識別力がある、という証拠が必要でした。(原文 : the shape was distinctive in every country – not just most of the Union. )
ネスレは、ベルギー、アイルランド、ギリシャ、ポルトガルで「識別力がある」という証拠を十分に提供していませんでした。

そうなんですね!

現地でどの程度売れていて、有名なお菓子で、という感覚はわかりませんが、
日本でも受験シーズンの定番になっている位だし、
たぶん、ヨーロッパでも有名なのだろうな、と思います。
この判決、痛いんだろうな。。。


私も夕方のお茶、いただきます☆
それでは。


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