![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjYDihcyKgnlKhTBnOHu9Uxz26JVA9CU5eSXbh6NgY4SWZBHAsMJk7uad-yfF84oJDUqy3HpvD2WBfP2KxDrmJ_egFNAMmAPyrB_S-8T96SuJmwyJ9k8J9DA9I_FUUZmlZtqG-iyQGD_QAR/s1600/rawpixel-711078-unsplash.jpg)
こんにちは!サーチャーの酒井です。
お待たせしました!なかなかたどり着けなかった
「PATENTSCOPEで、驚いたこと」です。
関連記事
・PATENTSCOPEのオンライン講習/Webセミナーの受け方
・PATENTSCOPEのオンライン講習/IPCの基礎知識
私は今回、初めて知ったのですが
PATENTSCOPEって・・・
んですね!
・・・とっくにご存知でしたら、ごめんなさい!(><)
そして、統計処理機能がついているので
というメリットもあります★
※折り畳みます。詳細は記事の続きからどうぞ。
で。
「IPCの付与されていないデータ」ですね。
これは「構造化検索」の画面で、
一番下の入力欄を使います。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgxcRDIa7bpfGOMv8KuAFWlSup0bAI6KxxTeR5Xn911AgIicJvlOw8OqMIuC1tF0NtVcYrsxg1ncCECbj64zAvNB9PB_XvtcVTTn9ZHW3_iO1IwI20eieaG1pjMEk_WdiyBRS2-WxTw8jl4/s1600/2018-08-24_15h30_13.png)
「国際特許分類」のデータ「無し」です。
800万件ほどあって、ビックリするんですが・・・
こちら、理由は後半で説明します。
で。この「IPCがついていない=約800万件」。
詳細画面から「結果分析」を開くと、
簡易統計の結果が表示されます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjhrBhWm2ubg3boApVA_PRbew978geeeyB3GDTgn7R9nUEP1qhNM_NsCdq9UkK_m_2H0CmrRIIwhVtnAur0Le_oyI1ziSXxakPWvD31kJokVgTim44xDJxPYFUD4DjIg7OdocOjVsq-3d_1/s1600/2018-08-24_15h32_37.png)
中国、ドイツ、米国・・・などに多いようですね。
そして、
「IPCがついていない理由」は
国によって違うようなのです。 (当たり前ですが・・・)
左側から国名を選びます。
まずは 中国から。
「中国だけ」が表示されたら、右端の「公開日」を見ましょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgM_T0J_Kt83EMK7oa9AGLRT6O1Zl49UVJsU170YtvZO6GtAmuwCnCgoZfvaQv1tA4vK2Egcut28eS2fdsWK4ZqbrrtXys_FYO4D535WiaVDNNdSKgFLMpsbQqDIc3M5-agq4Ft1hpcCSKU/s1600/2018-08-24_15h33_31.png)
2017,2018がすごく多いのが、一目瞭然ですよね!
そして「IPCがついていない、中国の2018公開」を表示してみると・・・
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhs0Eth61A7N8n85_qNdWkyIXQkJfkf2kv3rJzaTm9MZd4sYHXLow4V1pYu8Sp52U2ktmv1Jmbd8uWXtyuONrbRXHDZBbzJVsc3zWs5BxihjVMbnye9oUqnK7WHkx2ERCQa023JY4ConxsX/s1600/2018-08-24_15h42_38.png)
これ、実用新案ですね!
PATENTSCOPEに入っている近年の実用新案は、
割とIPCがついていないんだな、という事がわかります。
それでは他の国。
今度は米国公報を見てみます。
米国公報「IPCなし」は100万件ほどあるのですが、
右端に表示される公開年別の件数は2桁台。全然少ないです。
そして一覧表示(画面下)を見ると・・・
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiXOV3JTN8HUn_WLuBBFYy7WCP8i3abryrecLPXfVOlPPj-qVHQo4Xfw68OP0i0fdJUPd2e-HzBB59EUAzyR8g7FW3rTP4Kcn9deXkcs49VlQ6UuAU2bwZx7DSD8HafKLlo3LkUee1CGFDQ/s1600/2018-08-24_15h35_23.png)
近年の「IPCなし」は、ほぼ「RE」の番号。
再発行特許、という事がわかります。
ですが、大半は・・・
とても古い特許。(下記画像は100年前です。)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjYmsa5A52GMEJfU7HPvTWvbtoZGsijHqXDtOz4i5tenLj47Ji8TtyGdpZY1rboUMwo0Z0ilH_1RFBNKA5M5UaLDkor4fYMvMxqpimQZrXAitKxsjFJRjbhRkJybk279NmFa2kzOJXxZ-EA/s1600/2018-08-24_15h52_03.png)
これは・・・IPCがない時代なので、
無理といえば無理、なのかもしれませんが・・・?
ちょっと待ってー!
たとえば、
上記検索に含まれていた 100年前の米国特許。
同じ番号をEspacenetで見ると、
さすがにIPCはありませんが、CPCが付与されています。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhLZfvy7EZtQyItqd6WkSpAj2pVxIIPr5e28W_6YsLImeOKkGuH86DHBxBFtELPLNmE4SIkHv8M7gJseH2mWnB1i0Q_-jOTWUjAuSY5QZARNePuwE1NmlYZLE0a31CuY7OtusNu85YkXUAY/s1600/2018-08-24_15h54_47.png)
また、同様に「最近の中国実用新案」をEspacenetで見ると
データにも
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEigR59tb4q0R8XKrCrFczmD6W6aByF513Rsd1XRvvwr7TkOlPv21Izk4y4oERgItNXTPLsh4jpB77YYQ7vFJIp0Hq0f5OEU5UGwQ8mAB4iPuQAUpbvjHqEx3xJmzQFrZUuVxoAvItOFNPf8/s1600/2018-08-24_15h58_31.png)
公報にもIPCが載っていたりします。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjEAY8u3SjLumCRLqwWWfooqV_crYr-_vcFi9dtkEazQBzWC1fpFtAj5yc9rXshfVkGojaslvKkopyEYChoQrDjYVQjcGFpMPoRCm9otTgMy-VeuYdhEJKgDek1SzgD5jsuVuiOpc9KOrW-/s1600/2018-08-24_15h57_54.png)
ですので ↓ここ大事!!
・・・そして、これは半分推測ですが、
Espacenetは、分類データの更新・メンテナンスが行われるのに対し、
PATENTSCOPEは、各国特許庁から受け取ったデータがそのまま入っていて、
基本、データ更新は行われていないのかな? という気がしてきました^^;
今回、中国・アメリカのみ取り上げましたが、
たとえば、ご興味のあるマイナー国について、
PATENTSCOPEとEspacenetのデータは、どう違うのか?など
確認してみるのも 面白いのではないでしょうか。
それでは。
□収録国に関連する目次記事はこちら□
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjwGnUrEvHCnlo-vqFmPFfcs6sNXd3zDhFIyD6WNYoLUnPXe10gAv9JxgrrpwAZdd-LOLjSaFtaES5e9efxrqc2Q6-el4lSQMD43FByaJUC8JJVzNXxknqUHflUJo5Uf7djtcqdRlKYacbg/s1600/0161_original.jpg)
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