【EPOPIC2019目次】
EPOPIC 2019 ① 開催国ルーマニアの事前情報
EPOPIC 2019 ② ルーマニア に入るルート
EPOPIC 2019 ③ Espacenetのハロウィン検索式
EPOPIC 2019 ④ EPOからも注意されてたのに
EPOPIC 2019 ⑤ Patent Olympiad の前日
EPOPIC 2019 ⑥ 今年も甘味満載のPatent Olympiad
EPOPIC 2019 ⑦ ディスカッションラウンドは本当におすすめ
EPOPIC 2019 ⑧ 異国ではたらく審査官の方々
EPOPIC 2019 ⑨ もっと表現力?が欲しい! の巻
EPOPIC 2019 ⑩ AI技術は特許調査をHappyにするか
EPOPIC 2019(終) 端末実習とEPO的検索の世界観(この記事)
時間かかりましたが・・・一旦、EPOPIC日記最終回。
端末実習の様子をお伝えします。
EPOPICの端末実習は Training という項目で募集されます。
もちろん初参加。
Training概要です。
一コマ3時間(例:14時-17時)
参加費 125ユーロ(約1万5千円)
私が参加したコースは、端末は1人1台で
先生はEPOデータベースの「中の人」お二方 でした。
EPOPIC 2019の中で、
複数のEPO情報担当者が言及されていた点で
「サーチと分析(ランドスケープ)の共存」があったように思います。
私が聴講できた中では、Nigelさんと
出所:EPOスライド
Patent insight reports from the EPO – future and emerging technologies
Training でも言及されていました。
出所:EPOスライド T5: Patent analytics
そしてEPOPICでも「AI」は大きなテーマになっていました。
2019年時点で、サーチ/分析/AIがEPO的な検索の世界観でも
三本柱になっているのかな、という印象です。
そして下記は、自分の持っているイメージ。
一本釣り的な「サーチ」、
投網的な「分析」に対して、
AIってどんな存在だろう?と考えると・・・
AIって「選別/フィルタ」の要素が強いのかな、と思っています。
(勉強が進むと「ごめん、違ったわ」って言い出す可能性ありますが 笑
今はこう捉えている、ということで!)
それで・・・先日AIについてこんな事を書きましたが、
自分自身は
「釣り竿とか弓矢しか認めない職人的サーチャー」よりも
「一本釣りとか弓矢が一番得意ですけど、
投網もバッチリ投げられるし、
フィルタの美味しい使い方も知ってますよ?」
・・・ってサーチャーになりたいな、って思ってます。
その方が、クライアント様に
色々な選択肢をご提案できると思うので✨
前置きが長くなりましたが、
そのような動機で、
EPOの分析用データセット、
PATSTATの演習を受けました。
https://www.epo.org/searching-for-patents/business/patstat.html
PATSTAT、無料で1ヶ月の試用が可能です。(上記画像参照)
しかし・・・
前にやってみた時は、
説明書などを見ても
SQL文↓が全然動かなくて、挫折しまして・・・(赤恥
リベンジ!とばかりに参加した、
T5: Patent analytics。
端末実習を受けてみて、彼らの感覚がわかった気がします。
PATSTATって、
狙い撃ちするような検索式は書きにくいです。
そのかわり、大量のデータを処理するのが得意。
そして、Excelだとちょっと苦戦しそうな、
集計用パラメーターがついていたり。
Standardized Name (標準化された出願人名)が使えたりと
「統計/分析に特化したセットなんだな」と
初めて実感することができました。
PATSTATは半年ごとにデータセットが更新されていき、
次のタイミングが 2020 Spring とのこと。
Springのタイミングで導入しようかな、と考え中です。
【EPOPIC2019目次】
EPOPIC 2019 ① 開催国ルーマニアの事前情報
EPOPIC 2019 ② ルーマニア に入るルート
EPOPIC 2019 ③ Espacenetのハロウィン検索式
EPOPIC 2019 ④ EPOからも注意されてたのに
EPOPIC 2019 ⑤ Patent Olympiad の前日
EPOPIC 2019 ⑥ 今年も甘味満載のPatent Olympiad
EPOPIC 2019 ⑦ ディスカッションラウンドは本当におすすめ
EPOPIC 2019 ⑧ 異国ではたらく審査官の方々
EPOPIC 2019 ⑨ もっと表現力?が欲しい! の巻
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