【EPOPIC2019目次】
EPOPIC 2019 ① 開催国ルーマニアの事前情報
EPOPIC 2019 ② ルーマニア に入るルート
EPOPIC 2019 ③ Espacenetのハロウィン検索式
EPOPIC 2019 ④ EPOからも注意されてたのに
EPOPIC 2019 ⑤ Patent Olympiad の前日
EPOPIC 2019 ⑥ 今年も甘味満載のPatent Olympiad
EPOPIC 2019 ⑦ ディスカッションラウンドは本当におすすめ
EPOPIC 2019 ⑧ 異国ではたらく審査官の方々(この記事)
EPOPIC 2019 ⑨ もっと表現力?が欲しい! の巻
EPOPIC 2019 ⑩ AI技術は特許調査をHappyにするか
EPOPIC 2019(終) 端末実習とEPO的検索の世界観
EPOPICの中で、特に印象に残ったおひとりが、
スウェーデン特許庁の審査官の方。
上の画像だと・・・
壇上の画像を撮る「手」が映ってる方ですw
ちなみに、壇上にいらっしゃるのは
米国特許庁(USPTO)のイアンク長官。
EPOPICのオープニングセレモニーでの基調講演中です。
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で、審査官のHさん。
Patent Olympiadにも参加されてまして。
市内観光の時などは、お話するタイミングがなかったのですが、
オープニングセレモニー前の待ち時間に、
短時間、お話しすることができました。
スウェーデン特許庁、と書きましたが、外見は東アジア系。
最初は「中国か韓国の方かな?」って思っていたんですよね。。
実際、お話ししてみたところ。
生まれは中国で、
大学時代にスウェーデンに留学。
卒業後は通信機器大手のE社でずっと働いていて、
何年か前に、審査官に転職した。
と仰ってました。
スウェーデンって、
イケアやボルボなど世界的に有名な企業も多く、
製品のデザイン性もすぐれている印象で、
すなわち、
特許(+意匠・商標)の出願も多そうなイメージですが、
審査官は全部で120名ほど、とのこと。
何となく思っていたより、少なかったです!
そして、Attorneyの資格を得て退職する方も多いそう。
先行資料調査の技術も、庁内教育などは整備されているものの
実際のところ、引き継いでいくのが難しいのだそうです。
このあたりは他国と同じかもしれないですね。。
そして、セレモニーが始まり。
イアンク長官のスピーチですが。
イアンク長官、ルーマニア出身なのだそうです。
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ブカレストの空港は
ルーマニア出身の航空技術者の名前にちなんで
アンリ・コアンダ国際空港といいます。(→Wikipedia)
50レイ紙幣にも飛行機が描かれていて、
伝統的に、航空技術開発がさかんな国のようなのです。
そこで基調講演でも、
航空技術を例に挙げながら、
「先端技術開発とIP」について、スピーチされていました。
ルーマニアから移住されているので
「移民」という事になるのだと思うのですが・・・
移民が米国特許庁の長官に任命されるのって、何だかすごい事ですよね。
H審査官も30年近く民間企業にいたそうなので、
おそらく、50代でスウェーデン特許庁に転職されたのだと思います。
日本の常識(?)に捕らわれていると
想像できない事が多いな、と痛感させられます。
この日の夜・・・カンボジア特許庁の方からも
興味深いお話を伺ったのですが、
それはまた、次のお話で。
【EPOPIC2019目次】
EPOPIC 2019 ① 開催国ルーマニアの事前情報
EPOPIC 2019 ② ルーマニア に入るルート
EPOPIC 2019 ③ Espacenetのハロウィン検索式
EPOPIC 2019 ④ EPOからも注意されてたのに
EPOPIC 2019 ⑤ Patent Olympiad の前日
EPOPIC 2019 ⑥ 今年も甘味満載のPatent Olympiad
EPOPIC 2019 ⑦ ディスカッションラウンドは本当におすすめ
EPOPIC 2019 ⑧ 異国ではたらく審査官の方々(この記事)
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