European patent withe unitary effect / Source
おはようございます,酒井です。
今週の特許情報の世界、
CPC(共通特許分類)を中心に、いくつか大きな動きがありました。
このブログでの関連記事
◆ 中国特許庁は来年からCPC部分導入。欧州特許庁がサポート。
◆ 韓国特許庁はCPCパイロットプログラムに参加。米国特許庁がサポート。
◆ Espacenetに日⇔英翻訳機能が追加されました。 (6/5から)
いずれも、単独でも目を引く動きですが、
やはり 「この3つは、1つの大きな取り組みのパーツ」 なのかな、と思わされたのが、
昨日アップされた、欧州特許庁の公式ブログの内容です。
EPO長官、ブノワ・バティスティリ(Benoît Battistelli)氏の名前で書かれています。
EPOの記事紹介は、続きから。
こちらが、EPOブログの記事。クリックで原文に飛べます。
今週は、米国西海岸のクパチーノ(シリコンバレーにあります)で、5庁の会議が開催されました。
国際的協調(ハーモナイゼーション)の取り組みとして、
中国は2014年から、韓国もそれを追って、CPCを導入していくわけですが・・・
中国、韓国がCPCに参加する事によって、
中長期的には、世界の特許文献の75%がsame scheme (←同じスキーム、これはCPCのことですね)で分類される見通しで、高品質の検索を行う基盤が整うであろう、と述べています。
で、
現時点で日本は、CPC加入を表明していないわけですが、
続きの段落は 「(日本はCPC加入しないけど、そのかわり)日⇔英の機械翻訳が完成しました」 という文脈にも読み取れます。 ←考えすぎ?
それはもう、あれですよ!!
先日のブログ記事でご紹介した、JPOの方が書かれた論文記事。
↓
特許分類に関する国際的な動向 五庁共通ハイブリッド分類プロジェクトをはじめとして (情報管理誌)
CHCが行き詰まった、っていうか、
日本以外、みんなCPCに参加しちゃって、CHCには誰もいなくなった、というのか。 ←言い過ぎ。
「上記合意後,各技術分野における具体的なIPC改正分類表案を提案したのはJPOのみというありさま」 なんて箇所、あらためて読むと、なんか涙が出ちゃいますよー。(ほろり)
結構外堀が埋まった感もあり、将来的には 「日本も
ほぼ感想ばっかりですけれども ←いつもそうだよね?
「今週の特許情報まとめ」でした。
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