おはようございます、酒井です。
今週から8月中旬にかけては、
時間差で夏休みをとられる方も多い様子。。
一年のうちで、講習会少なめの時期です。
腰を据えて、調査&秋以降の講習準備をさせて頂いてます。
先日「見やすいフォント」「色覚バリアフリー」について調べていた際、
偶然、下記のサイトを見かけました。
伝わるデザイン|研究発表のユニバーサルデザイン
よくまとまったサイトで、最初はデザイナーさんのサイトかと思ったほどですが、
若手の理系研究者2人によるサイトでした。
おふたりとも、生物系の研究者とのことで、個人的に親近感もわきました。
(私、生物学科出身なので。)
この記事タイトルに
「和文フォントをメイリオに変更」と入っていますが、これは、書体の選び方の項目に従ったもの。
今まで、何となく「MSゴシック」系を使う事が多かったのですが、
このサイトを見て、現在作成中のパワポから、順次メイリオに変えてます。
自分には目からウロコ!だった、ある理由からです。
ちょっと長いので、記事の続きから。
なぜ、和文フォントはメイリオが良いか?
(図版含めて「書体の選び方」から引用です)
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文字を目立たせるために、太字(ボールド)を用いることはとても有効な手段です。したがって、Word や PowerPoint などのを使って資料を作成する場合、ちゃんと「太字になってくれる」書体を使う必要があります。
しかしながら、普段よく使うフォントの中には、「太字に対応していない」書体がたくさんあります(たとえば、MSゴシックやMS明朝)。このようなフォントをたとえばPowerPoint上で太字に設定すると、元の文字周りに線を付けて太くするという処理(擬似ボールド)が行なわれます。擬似ボールドは、デザイン的に非常に不格好な上に、実際にそれほど太くならないので、太字を使っても充分な効果が得られません。また、擬似ボールドは、字がつぶれてしまい、可読性、視認性、判読性のいずれもが低下してしまいます。太い文字を使いたいときは、はじめから「太字に対応した書体」を選んでおく、あるいは、太くしたい部分だけ「もともと太い書体」を使う必要があります。
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太字に対応したフォントと、対応していないフォントがあるなんて、
認識しておらず、目からウロコが何枚も落ちました。
確かに、和文フォントをメイリオに変えてみると、
太字がクッキリし、強調箇所がしっかり強調されるように思います。
私、今の今まで、
Windows系のフォントといえば「MSゴシック」「MS明朝」系、ってイメージで、
「メイリオ・・・って何だっけ?」 程度の認識でしたが、
メイリオって、Windows VISTA 以降のMicrosoft系OSに標準搭載だそうです。
ずいぶん前から標準搭載だったのですね。うわ、はずかしい・・・
→ 関連読み物 : 実はメイリオまだ進化中! 誕生秘話を河野氏に聞いた 2010/01/07
「書体の選び方」のページは、
フォントの基礎知識から始まって、
英文フォントのお勧めや、
ユニバーサルデザインフォント(UD)などにも言及されてます。
他にも 「配色」と「色覚バリアフリー」の合わせ技などを、資料作りに取り入れました。
配色のテクニックはこんな具合。
ちょうど、今月書籍が出たばかり、との事で、
サイトの内容がとても良かったので、本も購入しました。
伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール 高橋 佑磨 片山 なつ 技術評論社 2014-07-03 by G-Tools |
サイトも情報豊富ですけれど、書籍はそれ以上のボリューム。
パワポ資料を作る機会も多いので、買ってよかったです。
メイリオ変更後の資料が、みなさまの目に触れるのは
8月22日(金)の日本知的財産協会・C9A2コースあたりから、になりそうです。
少しでも、見やすくなっていると良いのですが!
それでは。
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