Home Automation Panel (e-ink) / Source : Pinterest
こんにちは。酒井@絶賛長野内勤中、です。
軽く調べものをしようと、Espacenetを開きましたら、
画面の一番下、ウインドウの下端に隠れそうな位置に、
こんな文字列が。
Espacenet、今日から日-英翻訳ができるようになったみたいです。
日英ね・・・
日英・・・
ま、いっか。 (←え?)
「日本語公報は日本語で読むし」 と
あやうくスルースキルを発動しそうになりました。あぶないあぶない・・・(笑)
ええとですね
この翻訳は、日⇔英の双方向なので、
Espacenet上で、英文抄録や公報全文を
日本語で読むのにも使えますYO。
翻訳エンジンは、いつものごとく、
EPOとGoogleとが共同開発したものです。
・・・で、実力のほどは?
翻訳結果などは、記事の続きからどうぞ。
翻訳させてみました①
英文の公報 → 全文を翻訳
題材は GB2494832 (A)
発明の名称はMethod and system for determining elevator car position です。
(なお、公報全文テキストは WO2011159290 (A1)に由来します)
英文の詳細表示から・・・
↓
↓
↓
↓
こんな具合。
翻訳文にカーソルを乗せると、原文が表示されます。
また、訳文を眺めていると、このように
カタカナで記載された箇所が目に付きます。
カタカナでの記載については、
好みとか、賛否が分かれるのかも?って気がしますが、
個人的には「ゾーン」とか「バックアップ」など、普通に使うカタカナ語(?)ですし、
無理に日本語化されるよりは、かえって意味がわかりやすいように感じました。
もうひとつ。絶縁基板上に半導体層を形成する技術で・・・
思いのほか自然な言い回し!と感じました。
・・・Espacenetの英日翻訳、あなどれないのかも。
続きまして、
翻訳させてみました②
中国公報→英文抄録→日本語に翻訳
題材は CN102876257
発明の名称 Water-based adhesive for interior trim of automobile です。
訳文はこんな具合。
あれ?
こちらも、意外と読みやすいかも?
他の要約も、翻訳をお願いしてみました。これは台湾出願。
・・・ほほーぅ。
なんか、こんな感じの日本語要約って、普通に存在していそうです。
正直、最初はあまり期待していなかったのですが、
何件か翻訳をかけてみると、
案外、読みやすく感じられて、「これもアリかな」 と思えてきました。
もちろん、権利解釈をするような場面になれば、
原文と対比させながら、明細書を読んでいく必要がありますが、
そうではなくて、
取り急ぎ技術内容を把握したいような場面なら、
Espacenetの翻訳機能、結構使えるのではないかしら~? と感じました。
別窓で登録フォームが開きます
1 件のコメント:
全然関係の無いコメントで申し訳ありませんが
英語で読むのが面倒なので、espacenetで対応日本語公報を表示ダウンロードすると、フォントが変なのですが、何かご存知でしょうか?
すごいカジュアルなフォントで公報を読む気が一挙に失せてしまいました。
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