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2013/10/01

[更につぶやき] 件数が減りすぎるときの、禁断の検索。


Source : Pinterest

こんにちは、酒井です。

皆様にご紹介したいお話、溜まっておりますが、
あと1回 「検索のつぶやき」 にお付き合いくださいませ!

前回、「件数が絞れない」件、つぶやきました。


「検索してみたけど、件数が全然絞れなくて、見る気にもなれません。」
「でも、AND演算を追加すると、一挙に件数が減ってしまうし。。」

みたいなお話。


はい、今日は後半のほう。
「一挙に件数が減ってしまう時」 のつぶやきです。

これ、前回の、件数が絞れない話と、関係してまして、




前回、こんな例を書いてみました。

◆1990年代後半だと、
「デジカメ」そのものが珍しかったので、

電子×カメラ、みたいな検索でも、そこそこ絞り込みができたと思うんです。


◆2000年代前半は、デジカメが普及してきて、

特許検索でも、電子×カメラ みたいな検索では絞れない。
デジカメ×手ぶれ、とか、
電子×カメラ×小型携帯機器、のような絞り込みが始まる時期。


◆今だと、手ぶれ補正も、スマホのカメラ機能も当たり前なので、

デジカメ × スマホ × SNS投稿 とか、
デジカメ × Wi-Fi ×ネットワーク共有、 みたいなのが、新しいのかな??

検索して 「件数が多い」 って事は、
同じような物を考えている人が、既にたくさんいるかも・・・? って事だ、と説明したのですが、


では、
一挙に件数が減ってしまう、という事は・・・その逆?
このアイデア、すごく新しいって事??


いえいえ、
世の中、そんなに甘くはありません~(笑)


単刀直入にいうと、

件数が多い = みんなが考えている、は成立しますが、
件数が少ない = 検索できてないだけじゃない? って事です。(汗


もっと・・・ひどい事言います。(ごめんなさいね)

それ
「検索キーワードの選び方が下手、な可能性が高い」 って事でもありまする。。。


じゃあ、どうするのよー?


そうですねぇ。。
ある意味、禁断の検索かも・・・?しれないんですが、


「件数が激減した検索条件を眺めて、
自分が 『この中で一番特徴的!』 と思ったキーワードだけ、で検索する。」

という手があります。


ここでいう 「一番特徴的」 というのは、
製品名とか、カテゴリー名みたいな物ではなく

新方式の名前、とか、レアな部品名とか、
プロセス中で使う、特殊な材料名とか、そういう感じです。

例) 「フィルム」 ではなく 「ロングミュアブロジェット」
例) 「デジタルカメラ」 ではなく 「イメージセンサシフト」
例) 「殺菌・防カビ」 ではなく 「オーレオバシディウム」

いずれも、後に挙げた言葉だけで、あえて検索してみる、って事です。


・・・検索としては、かなり荒っぽいやり方で、
だから 「禁断の検索かも」 と書いたのですが、

「その単語で検索した時の、規模感・傾向」がつかめます。

こんな感じに。



最初のは、正確には
「ロングミュア・ブロジェット法」といいます。単分子膜の形成方法、ですね。

某データベースで、異表記入れても15件なので、
レアな言葉と言えるかも!
全件見てしまった方が、早いかもしれませんね。

※以降の単語にも言える事ですが 「全く違う呼び方があるかもしれない・・・」という点は、
※最後まで、気に留めていた方がいいと思います♪


次の「イメージセンサシフト」は、
デジタルカメラの手ぶれ補正方式の一種、です。

このパターンだと、ヒット傾向を見つつ、
(商用DBなら)IPCか何かでソートして、カメラ周りの公報を見ると手っ取り早そう。

但し「同じ技術の、別の呼び方」への注意をお忘れなく!


最後の「オーレオバシディウム」
・・・黒カビですねー。黒色酵母の一種です。
上2つよりは、件数ありますね。

・・・
これは、

>「でも、キーワードを追加すると、一挙に件数が減っちゃうんですよねー?」

って状況だとしますと、

本当に新規性・進歩性のある技術、の可能性もあるけど、
相手の集団が小さすぎる(≒うまく検索できてない) 可能性もあり、って感じです。



まとまりがありませんが、
それでは!




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2 件のコメント:

shoukaku さんのコメント...

表記自体が「LB膜」「LB法」と書かれているのではないかと思いました。
ロングミュアプロジットからLBに変換するにはどうしたらよかったのでしょうか?
WikiもしくはJdreamのシソーラスで見つけるのでしょうか?

Smartworks さんのコメント...

shoukakuさん!
よくぞ気付いてくださいました!嬉しいです~!(感涙)

・・・私、前職で液晶担当をしていたとき、
明細書中の「ロングミュアプロジット膜」に時々遭遇していて、
LB膜とかLB法、っていうのは知ってたんです。。

でも、ご指摘内容と同じで
「ロングミュアプロジット→LB膜(法)」って、話に飛躍があるもんねぇ。。」
と思って、知らんぷり(爆)して記事アップしたのでした。

嬉しいような、小さな悪事がバレたような気分です。(笑)

もしも「ロングミュアプロジット→LB」の知識が全くなかったら、
少し難しいかもしれませんし、
私も「やっぱりWikiかJdreamかな」って思います。

自分は「公報たくさん読んでるうちに、何となく覚えた派」ですけれども。。(^^)