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酒井です。おはようございます。
今週、欧州特許庁(EPO)の年報、Annual Report 2013 が出ました。
今度のAnnual Reportは、Webサイトだけでなく、
動画版や、CNNでの広告ページまであります。
こちらは動画。(注:BGMが流れます。)
個人的には、動画が一番わかりやすく思えました。
「あ、EPOでデータ作成した人たちは、ここに注目して欲しいのね?」
みたいな、意図がよく伝わってきます。
で、動画を見たときに、ふと思ったのです。
「日本企業の出願スタイルって、以前より欧米化(?)してるのかも。」と。
なぜ、そう感じたのか。
おつきあい頂ける方は、記事の続きにどうぞ。
まず、動画からのスクリーンショットで。
欧州出願件数に占める、国籍別のシェアでは、
日本は20%。
中国は8%なんですね。
こちらは、EPOのページから。同じデータを2009年~のグラフで表したもの。
「中国って、国内出願の多さは話題になるけど、
欧州にも出願してる特許は、まだまだ少ないみたい。。」
「そういえば、日本の国内出願件数は横ばい~微減傾向だけど、
欧州への出願は微増が続いてるのかな?」
国別の増加率がこちら。
やはり、日本は微増の様子。
ほんとの昔話になってしまいますが、
昔々の、元・上司がよく言ってました。
「日本企業って、出願件数は多いけど、
欧米と比べると、外国出願率は低い。」
「だから、外国にファミリーがある=重要特許、と判定できる」
「欧米の有力企業は、
米国・欧州・日本と出願しているケースも多いから、
ファミリーがある = 重要、とは断定しきれないんだよ。」
・・・っていう話。
業種によって、状況も違うのでしょうが、
15年前、20年前だと、そのような感じの業種も多かったのでは?と思えます。
それが今。
国内出願は横ばい~微減ぎみ。
昔よりは、外国出願率が高くなってる。
昔の感覚の「外国出願してる=すごく重要。戦略出願」 が、
「外国出願してる = まぁ重要、とか、海外に製品出してる」
という感じに、変わってきているかもしれませんね。
では最後に、動画以外のソース、まとめておきます。
Annual Report 2013 概要ページ (EPO)
http://www.epo.org/about-us/annual-reports-statistics/annual-report/2013.html
出願に関するデータ (EPO)
http://www.epo.org/about-us/annual-reports-statistics/annual-report/2013/statistics-trends.html
CNNの特設ページ。こちらも1ページもので見やすかったです。
http://advertisementfeature.cnn.com/epo/annual-report-2013.html
それでは。
よい1日を。
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