ヘッダーメニュー

News

◆特許調査 受付状況のご案内
 → 只今最短での調査ご報告予定は 【9月中旬以降】です。(2017/8/17現在)
  (調査内容によっては、上記以前の納期でも受付可能ですのでご相談下さい。)

◆講習会の受付について
 → 2017年度出張講習 受付状況 new 
   2017年度出張講習の新規受付は終了いたしました。
    継続してご依頼を頂いている企業様向けには、若干の枠がございます。
   ご希望の有る場合は、お問い合わせください。(2017/6/30現在)

   どなたでも受講いただける、一般募集の講座です。

酒井出没予報
  → 8月の出没予報   → 9月の出没予報 new

弊社サービスのご案内はこちら
 → http://blog.1smartworks.com/2012/05/blog-post.html


2014/06/20

特許情報分析の手順と「世界地図な話」 (Q&A)


Cool Globes Chicago Museum Campus | Flickr - CC

おはようございます、酒井です。

1つ前の記事で 「自分のキャラをやりきる」宣言 (注:雑記系です。)しましたら、何となく肩の力が抜けたみたいで。
最近「それは、かなり残念かな」って思った事、遠慮なく書いてみます。

ジャンル的には、特許情報分析の手順というのか・・・
いえ、もっと広い枠組みで 「仕事の組立て」 になるかもしれません。


状況としては、おおよそこんな感じ。 
------------------------------------------------------
・ ある製品を作っているメーカー

・ 今までと異なる事業分野への参入を模索している。
・ 大まかな参入分野の候補は、いくつか挙がっている。
・ 参入分野の候補は「全く経験のない分野」「様子もわからない」
・ その分野で「具体的にどんな製品で参入」は、決まっていない。

・ そこで、候補分野の特許公報(公開)を技術者が全部読んだ上で、
参入製品を決めようとしている。公報は数千件規模
------------------------------------------------------

記事の続きから、ちょっと辛口?毒舌? になります。
ひさしぶりの黒サカイ登場です。





・・・というようなお話を伺いまして。
「・・・・めっちゃ時間の無駄ですね。」 と言ってしまった、酒井です。(^^;



さて問題です。
どこが「時間の無駄!」って思ったんでしょう?


シンキングタイムでございます~☆


【答】
参入分野の候補は「全く経験のない分野」で「様子もわからない」し、
「具体的にどんな製品で参入」するかも、決まっていない。

要するに、全く状況がわかっていない (っぽい) のに、

数千件の公報をいきなり読むのって、無駄じゃないですかねー?


・・・って思ったんです。

ご相談にお越しの方にも、以下のお話をしました。

----------------------------------
それってたとえば、

自分が今、地球上のどこにいるか、わからない状態みたいなもの、ですよね?


アジアの中緯度なのか

China-6304 - Bai Ta | Flickr - CC

南極に近いのか。それすらもわからない状態。

Triangle | Flickr - CC


その状況で 「新商品を参入の方向を決めよう!」っていうのは

「今、どこにいるかはわからないけど、
近くに有名な観光地があったら、楽しそうだから見に行こうぜ?」

って言っているような状況に思えます。
それ下手したら、砂漠で迷子になって死にそうですよ?
※ 公報を読み疲れて行き倒れ、的な。(汗




私だったら、

・ まず、自分の現在地を確認します。

地球上の位置を確認する、GPSみたいなイメージです。
具体的には非特許情報がこれにあたります。

Geocaching | Flickr - CC

そうですね・・・注目分野の生産統計などは見たいですよね。
検討中の「分野の候補」が、成長市場なのか?縮小傾向なのか?
世界ではどの地域に有力メーカーがあるか?
日本ではどんな企業が参入しているか・・・・ など、業界状況を知りたいです!


・ 次に、特許の大まかな状況を確認します。

GPSで現在地がわかったら、地域別の「観光ガイドブック」を見て、めぼしい観光地を探すようなイメージの進め方がオススメです。
具体的には「特許のマクロ解析」が、この段階にあたります。

地球の歩き方 | Flickr - CC

技術分類を見れば、未知の分野であっても製品構造などの見当がつきますし、
分類別に統計をとると、出願のボリュームゾーンがわかります。
更に、カテゴリー毎に出願人統計をとれば、
少数企業の寡占なのか、多数の参入があるのかもわかります。

これ、非特許情報と照合すれば、より精度上がりますよね。


もし公報を1件1件読むのでしたら、

GPS(非特許情報) と 地球の歩き方(特許のマクロ解析の結果) から、
激戦区 / ニッチな領域 / 自社技術が生かせそうな分野、の見当をつけて、
特に気になる領域を優先して読んだ方が、
時間的な効率は良いかもしれませんね!

----------------------------------

なーんて、お話をさせて頂きました。


もちろん、
若手技術者のトレーニングを兼ねて、

「アイデアを出させる練習をしながら、公報をたくさん読ませる」

といった、育成目的であれば
いきなり公報を読むのも 「アリ」 かもしれませんね☆



今日はもう金曜日。
よい一日を。


---------------------------
★ まだ書けていないリスト ★

インド特許の公報種別 (INPADOCの公報種別リスト)
デジタル×アナログで公報を読む
「短気な者・検索を制す」説
計算が苦手な話
検索できそう、で、できないものがあるTips


別窓で登録フォームが開きます

連絡板 ■少しずつ増えてます → 検索コラム集目次
代行特許調査のお問い合せはこちらからどうぞ
●  講習テキストの販売を始めました。
採用情報 はこちらから。よろしくお願いいたします。
Facebookのフィード購読もお気軽にどうぞ。「お友達」にならなくても大丈夫!(笑) 
特許調査入門―サーチャーが教えるIPDLガイド
特許調査入門―サーチャーが教えるIPDLガイド

0 件のコメント: