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Orange Glow | Flickr - CC
おはようございます、酒井です。
先日書いた、検索式の「様式」の話。
あくまでも酒井の脳内イメージ、ですけどね。
侵害予防調査は、カッチリした様式美で建てる、ゴシック建築みたいなイメージ。
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用途探索とか、開発の上流側の情報収集は、
ゆるふわな縄文式住居 のイメージ。
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そして・・・
無効資料調査は、スペインの「サグラダ・ファミリア」的なイメージです。
もちろん!ちゃんと理由があるんですよ?
ずっと建築中。クレーンがついてる サグラダ・ファミリア教会 (バルセロナ)
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Barcelona - Towers and Cranes | Flickr - CC
1800年代にアントニオ・ガウディが設計。
・・・とは言うものの、詳細な設計図は作成されておらず、
大型模型や、紐と錘を用いた実験道具を使って、構造を検討したと言われています。
現在の建物は、模型やスケッチを見て、
後生の建築家が設計図を引き、作ったもの。
教会として、既に使われてもいるけれど、
着工から100年以上経っても未完成、という事でも有名ですよね。
無効資料調査って、
調査着手直後は、「適合率重視の、再現率無視」。
勘や経験で、狙って検索できたりもします。
※ たまに大当たりすると、本気で嬉しい!
でもまぁ、通常はそれでうまくいかなくて・・・
方針を変えていくんですね。
対象特許に近いところを見始めたり。
少し離れた、周辺分野に手を広げたり。
調査途中で、「これはメインの資料に使えそう」な公報を発見すると、
全体の調査方針を見直す場面も出てきます。
そう、調査の進捗具合によって、
方針を柔軟に変えていく調査なのです。
そして・・・
コンパクトに終わる時もあれば、
広範囲をサーチする可能性もある。
無効資料調査って、
建築中だけど、礼拝に使われている部分は「完成」と言えなくもない。
そして、後世の建築家によって設計図が継ぎ足されたり、
建物の形も変わっていく、あの「サグラダ・ファミリア」に何か似ているな~、って思うのです。
竪穴式住居に続き、今日も謎発言が多くすみません~!(笑)
謎発言ではあるんですが、
頭の中に設計図(調査方針)を描くときと、
実際に検索式を組立てている手順、
自分の場合は、それぞれの建築物とパターン似てますね。
□検索式の様式 シリーズ一覧はこちら□
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