前回の記事から続いてます。。
- 特許調査は事前思考が8割 - その1 / 柳月の三方六
- 特許調査は事前思考が8割 - その2 / 出願前調査 ← 今ここ。
- 特許調査は事前思考が8割 - その3 / 通常の3倍?
- 特許調査は事前思考が8割 - その4 / 侵害予防調査
えっと・・・昨日は 三方六が登場して (←え?昨日のまとめがそこ?)
「具体例で説明しましょうか」 って話で終わったんですよねー。
# ちなみに三方六も、特許出願されてます。表面の模様が特徴なんですね。
この三方六、
「出願前調査」の場合と、「侵害予防調査」の場合を考えてみます。
今日は 「出願前調査」 ですよ♪
出願前調査の場面だと・・・
まず、おさえるべきポイントは、
という事だと思うのですね。
「三方六」 の場合だと、
バウムクーヘンなどの焼き菓子であって、
菓子の表面を、濃淡2色のチョコレートでコーティングしているもの。
# 50文字前後で調査テーマを要約します。
約50文字で 「調査対象がイメージできる」「話が通じる」ように要約するのがポイント
が既に知られていないかどうか、出願前に調査をする。
・・・という流れになります。
● 50文字要約つながり → 検索上達したとき、の話
ここからの検索の流れは、私のやり方だと下図のとおりです。
検索をするときは、約50文字の要約から
- バウムクーヘン
- 焼き菓子 (菓子)
- チョコレート
- コーティング
などを取り出します。
これだけでも、検索はできるのですけど・・・
初動を速くするため (だと、私は思っている) に、
同義語・類義語を追加して、検索をします。(いわゆる予備検索)
バウムクーヘンやチョコレートには、あまり同義語がないかもしれませんが、
「コーティング」だったら
コーティング → 被覆、塗布、コート ・・・ など、いくつかありますよね?
予備検索の後は、本検索。
これも、私の場合、
キーワード → FI記号 → Fターム → ・・・
と、検索条件を循環させるのが好きです。
だから、上の図でもリサイクルマークを使ってます。
3つの要素で、クルクルと回っているイメージです。
● 分類を使う話も → 検索上達したとき、の話
講習会で、よく言ってるのは、
この流れに沿って検索する場合・・・
最初のテーマ設定で失敗すると、
多分、全体的に失敗しちゃうんですよ。(残念!)
だから
「50字要約は、話がわかるようにしましょう」
「試し検索で、自分に関係ある特許が出てくればOK(成功したも同然)」
と説明してます。
それって、
事前に考えた(自分で決めた)調査テーマの設定がうまくいっていれば、
検索も大抵うまくいく、ってことで・・・
事前の思考が、結果の8割を決めているのかな、と。
・・・っと、
実はここまでが 「前振り」 でした。 OKですかー?(微笑)
次回は、ちょっと脱線させて頂いて、(← まさかの脱線予告ー!)
その次に侵害予防系、という順番でいきたいと思ってます。
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