こんにちは、酒井です。
昨日は関西で、検索講習に伺いました。
講習内容から、ひとつ。
「この分類、この部分式を
使う?却下してもよい?」の判断をご紹介します。
以下 〇は部分式(部分集合)の
ヒット件数や、他との重なり を表現しています。
検索スタート
「試し検索」で集合を作り・・・
方向性が良さそうでしたら、FI記号を特定。
FI×キーワード、の式が作れます。
一般的に、FI×キーワードの式は
・試し検索より 少し件数が増え
・「集合同士の関係」も完全には重ならない事が多いです。
※折り畳みます。記事後半にどうぞ。
同様に、FI記号からFタームが特定できるので
Fターム検索ができます。
こちらも、これまでの集合とは
意外と重なりが小さい、というケースが多いです。
また、Fタームリストを確認すると、
「他にも、この観点・このタームが使えそうだ」と
気付く事は 多々ありますが・・・
こちらも、集合としては
「今までの集合と重なる所もあるが、
重ならない部分もある」
という風になります。
・・・と、
ここまでの部分式を合計すると、
確実に「検索漏れ」は少なくなります。
でも、当たり前ですが
トータルの件数が増えますよね?
ここでおすすめしたいのが
NOT演算を使った 自己チェックです。
たとえば
と検索したら?
「Fタームを使った時だけ、ヒットする公報」
が確認できますよね。
この結果をざっと(=発明の名称の一覧、で判断できるケースも多いです)
確認して頂いて・・・
■調査テーマに関係ありそうな公報が、ギッシリ! だったら
この部分式、却下したら漏れが生じそうですよね?
「使う」をおすすめしたいですし、
■微妙に違うとか、ハズレ公報が大半かな・・・ であれば、
その部分集合を加えても、ヒット率改善に貢献しないばかりか、
母集団が「水太り」みたいになって、
公報を読む作業が増えるだけ、という気がします。
こちらは、たぶん「却下」ですね。。
この分類を使うべき? とか
やめておいた方がいいですか?とか、
分類表を見た段階で ご質問頂く事も多いのですが、
分類表の「説明文」だけでは、
探したい技術内容に
ピタリ!とマッチするかどうか、正直わかりません。
「検索して、その都度差分をとって、評価する」
習慣をつけていくのが、おすすめです!
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