![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjusk4mqhVs82bV1s0KDTUA47ds4BfSM7m0f5aJGnWUyMfaRsz7al1bN1H_lKNfs4EW3lVucTIvDXMMlP86EEZg3Vj4MDVZJ6G3x4BeiPoGkIjfLSK-mA06wV-FWSagazr66LAoSSYlFShY/s320/g-crescoli-365895-unsplash.jpg)
おはようございます。サーチャーの酒井美里です。
今朝は、書いたことあるようで、意外と書いていなかった
「特許調査のコツ」をご紹介します。
とはいえ、「特許調査のコツ」と言っても
色々なコツがあるので、今日はひとつだけ。
を書いてみますね!
私も日頃、代行検索業務で「初めてお預かりする技術分野で、出願状況がわからないとき」に、よく使っている方法です。
その方法は・・・
「調べたい物事の名前」一単語で検索 → 件数を見る → 方針を決める。
1)調べたい物事の名前、一単語で検索
製品の一般的な呼び方、部品や材料、方法の名前などで検索します。
2)件数を見る
正確にいうと、件数というよりは「桁数」を見ます。
言い換えると「特許が大量にありそうか?少なそうか?」の見極めです。
3) 方針を決める
大別すると、下記の2つになります
特許庁の無料データベース「J-PlatPat」、
調べたい物は「電気自動車」で説明します。
■特許実用新案検索
https://www7.j-platpat.inpit.go.jp/tjk/tokujitsu/tjkt/TJKT_GM201_Top.action
※検索例は記事の続きからご覧ください。
調べたい物事の名前、一単語で検索
J-PlatPat「特許実用新案検索」で
「電気自動車」と調べます。
最初は「要約/抄録」を使うのがオススメです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgJqWtQeo_Kp_s6oMU7qxUkrWPh76pfh1VUVeQFEi3pJX8okS5__-IEkRYyMK5RPBDdGxmBrvh8i4qn-JM7Pmbmreeb8zVjn2yv0jGrwPDv9VDRcIapCBIHg3SW2-G5eT9v8QVC4BE77bWb/s1600/2018-11-20_14h00_40.png)
これだけで、6000件以上あります。
検索項目を「発明・考案の名称」に変えてみると。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi-sGaNOCB733SGIUbrMgZ_dU5l_a7s8JwmverIkAWCYEps9adtEinUszMOWTY3Px2qeM7nI1aGj1-YsgYTGhz81SaLc5Z83a3ai9TgPF8eyM8CdtI3YCSTVbbg4PTanBkDTCS8Rdrh00wy/s1600/2018-11-20_14h01_54.png)
それでも5000件近くヒットします。
件数を見る
「ヒット件数を見る ≓ 桁数を見る」。
この例だと
「電気自動車関連の出願は件数が多い。
関連特許は確実にたくさんありそう。」という事がわかります。
方針を決める
関連特許がたくさんありそうな時、定番の作戦は
です。
それでは
「電気自動車のうち、自動運転機能が付いているもの」
に絞り込んでみます。
検索項目、2行目を使って「自動運転」を追加。
一挙に該当5件 になります。でも・・・逆に件数少なすぎるかもしれないですね?
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh_lExC_Ctn3PEkEM4oSTUMr0usBeEESDuzZeBwgvfTT_8Lk5a3AdrKVrvOD_GOpqdz44nBHmjqymw_sItTTXe35rOxtNB5wrLrBi0qoj7cFONvUyqXBHHpdR_vjXsKALhw9MhEnxsWrR7p/s1600/2018-11-20_14h11_25.png)
「電気自動車」は、他の呼び方も色々考えられます。(同義語・類義語)
例えば「100%ガソリンでなく、電気エネルギーも使って走る車」と考えると
ハイブリッドカー、EV等 の呼び方があります。
これを「電気自動車」の行に加えますと・・・
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgABN6sx3hj6ofaHyVbzoYSpjrxuBOv4yX2Vb9axvn3jk6s-YGtAM_RM4KoAnspJLogSLS3v4D4UCW1jgWF6yx9SweFGr7x5DNwb7XHddQBYU2GKCpl4AfeMc-zQ-LZ7h2e-ofyWj2NrvwC/s1600/2018-11-20_14h13_25.png)
ヒットは13件。その内容は・・・?
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgY-KL0DBVIy86HtXESpnUbIDJmM6pawP06XYH8p776RgLWBYHooM30nPA1f5gt1TRIoVNlAWh_TeP5GU8mAgVPnNxxEi7cQUPB5kNNoIp3DtbnUBOu0avvCO-dleEu1CSD01tp01KytJ3C/s1600/2018-11-20_14h19_28.png)
トヨタやデンソーの特許出願がヒットしました。
J-PlatPatでは、検索でヒットしたキーワードが自動ハイライトされます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj4uTemllkO97eb_Y2okml6nNieCj53jHCBYfIhkYvnGpv1lT20U-1BrgRs8MWdBxAPwViRjBsJQcOCPVucNhlz0mnYTCM1D7Gqhks7b1OyPTv-j-mCzdGczSWX3YbT_lAYbLmZlVEBEJLN/s1600/2018-11-20_14h20_40.png)
まとめ
以上「一番最初にするとよい検索」
=「単語で調べて、特許が多そうか?少なそうか?をつかむ」 でした。
技術分野や、調べたい物によって、
特許が多いか?少ないか?は、大きな差があります。
件数のレベル感がつかめると、
検索も行いやすくなるかと思います。
それでは。^^
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjwGnUrEvHCnlo-vqFmPFfcs6sNXd3zDhFIyD6WNYoLUnPXe10gAv9JxgrrpwAZdd-LOLjSaFtaES5e9efxrqc2Q6-el4lSQMD43FByaJUC8JJVzNXxknqUHflUJo5Uf7djtcqdRlKYacbg/s1600/0161_original.jpg)
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